ファッション
特集 パリ・コレクション2025年春夏

「ディオール」から「コム デ ギャルソン」まで パリコレブランドが示した混沌の時代への力強いメッセージ

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「ディオール」から「コム デ ギャルソン」まで パリコレブランドが示した混沌の時代への力強いメッセージ

終わらない戦争や頻発する自然災害をはじめ、政治や環境、移民、差別、治安悪化などさまざまな問題が渦巻き、世界の先行きは不透明だ。世の中の動きに目を向けながらクリエイションに取り組むデザイナーたちは、そんな時代に立ち向かうためのパワフルなデザインや強いメッセージを込めたコレクションを披露した。(この記事は「WWDJAPAN」2024年10月14日号からの抜粋です)

ディオール(DIOR)

現代を生き抜く
勇敢で自信に満ちた女戦士

出発点は、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が1951年にデザインした“アマゾーヌ”ドレス。そこから、ギリシャ神話に登場する女性だけの戦闘部族アマゾーンに思いをはせた。ポイントは、武装して弓を射る姿を想起させるワンショルダーのシルエット。アクティブウエアのようなボディースーツをはじめ、テーラードジャケットやドレスも片方の肩があらわになっている。そして、バッグも矢筒のように斜め掛け。スポーツやバイカーの要素を織り交ぜながら、勇敢で自信に満ちた現代の女戦士を表現した。

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2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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