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「バーニーズ ニューヨーク」が銀座本店で顧客向けクローズドイベント 新社長が語る戦略とは?

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バーニーズ ジャパンが運営する「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」は10月11日、顧客向けにクローズドのショッピングイベント「バーニーズ “ブラック” フライデー」を開催した。

「バーニーズ ニューヨーク」のコーポレートカラーであるブラックに、感謝祭(11月の第4木曜日)翌日のアメリカ最大規模のセールデー“ブラックフライデー”を掛けたが、セールではなく、ショッピングを楽しむための“特別な日”として企画。20周年を迎えた銀座本店を終日クローズし、11時から20時まで、限定商品やポップアップ、フリードリンクなどを用意し、顧客を招待して、もてなした。

店内は地下1階から地上2階まで、この日のためにそろえられた商品とサービスが目白押し。クリエイターをはじめ、本社スタッフもドレスアップして出迎えた。ハイヤーで乗り付ける顧客もいるなど、開店直後から熱気に包まれた。

1階のエントランスには、乾燥させた盆栽「ドライ盆栽」が並び、「バーニーズ ニューヨーク」限定で長年販売するジュエリーデザイナー、マルコム・ベッツ(Malcom Betts)によるトランクショー、刺しゅうサービスのほか、「プッチ(PUCCI)」や「ダミアーニ(DAMIANI)」のポップアップも。「ロレックス(ROLEX)」の時計も新品とビンテージが豊富にそろった。

2階には「サカイ(SACAI)」による限定品が並んだほか、ビンテージウエア「エクストラオーディナリー(EXTRAORDINARY)」や武知によるエキゾチックレザーバッグのポップアップ、スピーカー「ブリオンベガ(BRIONVEGA)」やネオンアート「イエローポップ(YELLOWPOP)」のオーダーサービスなどを用意。アンディ・ウォーホルやバスキアのアートも展示販売し、上飯坂一によるフォトシューティングサービスも行った。夕方にはワイヨリカのAzumiがDJを、SINCEREがライブを行った。

地下1階では、ターコイズ&インディアンジュエリー「スカイストーン・トレーディング(SKYSTONE TRADING)」や「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」などのポップアップ、「編み物☆堀ノ内」や「荒井弘史靴誂え室」などのオーダーサービース、奥能登の古酒「双心」の販売のほか、テキーラ「ドン・フリオ1942」などを楽しめる「スカイストーン バー」が設けられた。

上記以外にもこの日のために珍しいブランドやスペシャルな商品、サービスを用意。作り手から直接説明を受けて、さっと高額のジュエリーの購入を決めたり、1点モノのニットのオーダーを楽しんだりと、“特別”なサービスを受けた顧客の高揚感が店全体に充満した。夕方には「高い目標」をクリアしたそうで、店と顧客の太いつながりを感じさせた。

新社長が語る「バーニーズ」の再出発

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