サステナビリティ

YKKが循環型社会に向けた商品を続々発表、繊維製品の長寿命化や易リサイクル目指す

YKKはこのほど、PET素材を最大限採用したPETガーメントリサイクル対応ファスナーの「NATULON Plus with Recycled PET Open Parts」を開発した。

同社は循環型社会に向けた商品開発を積極的に行なっており、今回発表されたファスナーもその一つ。PET素材の衣類のリサイクルをなるべく簡易にするため、同ファスナーのチェーンと開具に再生PETを使用した。うち開具の射出成形用のPET素材はYKKが独自開発した。一方、スライダーは選別のしやすさと耐久性を重視して金属を使用。これにより、PET素材の最終製品使用後の素材選別の手間を簡素化した。

同社は、9月にもビスロン(VISLON)シリーズ用のリペア対応エレメント商品の展開を開始した。こちらは、ビスロンファスナーのエレメントが取れてしまった際、ダイキャスト製のリペア対応エレメントの取り付けとファスナーの修理を可能にするというもの。専用の工具とともに展開することで、各ブランドのリペアセンターでの修理が容易になる。従来であれば製品からほどいて新しいファスナーに交換し、縫製するという作業が必要だったが、リペア対応エレメントがあれば破損した部分のみの修理で済むため、修理に必要な時間や、廃棄部品の削減を見込める。

今後もリサイクルやリペア対応の循環型商品を拡充し、サプライチェーン全体での視点からアパレル業界への環境問題に積極的に取り組んでいくという。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

今の時代のレトロ消費とは 懐かしくて新しい“ニューレトロ“を探る

「WWDJAPAN」10月21日号は「レトロ消費 懐かしくて新しい“レトロ“の形」を特集します。今、若者の眼差しが「平成」に注がれています。Y2Kという世界的なトレンドを追い風に、ローライズデニムやルーズソックス、はたまた懐かしいモチーフのぬいぐるみなど、2000年代に日本で流行したアイテムを取り入れるファッショナブルな20代が増えています。見えてきたのは、従来「レトロ」とされてきた昭和風スタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。