ファッション

ネクタイ技術でシルク100%のふわふわストール、桐生のテキスタイルメーカーが開発

 群馬県桐生市のテキスタイルメーカー、アルファテックスは2016年秋冬物から、シルク100%のストールをアパレル向けに販売する。絹紡糸を使い、起毛をかけたストールはカシミヤのような上品な風合いと柔らかさがある。同社はもともとネクタイ用のテキスタイルメーカーで、ネクタイ向けに培ってきたノウハウを生かしている。東京・青山の「テピア」で開催中の、桐生のテキスタイルメーカーの展示会「桐生テキスタイルプロモーションショー」で発表した。

 ネクタイ用のテキスタイルは幅50cmしか使用しないものの、同社は通常の150cm幅のジャカード織機を改造し、3本分のネクタイを一度に織り挙げる技術を持っていた。井上太一・部長代理は、「機械をさらに改良し、テキスタイルの端もほどけない処理を施す技術も開発した。50cm幅のストールであれば、ネクタイと同様に3本分を一度に織り上げられ、そのままストール製品にできるため、価格も抑えられる。まるでカシミヤと同等、それ以上に起毛するために、日本でも1社しかない工場と二人三脚で完成させた」という。ネクタイ用のジャカード織機を使うため、取引先の要望に応じて多彩な柄を作ることも可能だという。展示会は明日10日まで。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。