ファッション

「ミナ ペルホネン」が盛岡に初出店 「土地特有の文化が根付く場所を選んだ」

皆川明デザイナーによる「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」はこのほど、岩手県盛岡市「ミナ ペルホネン モリオカ」をオープンした。店舗面積は85平方メートルで、2フロアのうち1階部分がショップになっている。ウエアから小物、ビンテージ家具やテーブルウエア、クラフト雑貨まで、暮らしを彩る幅広いアイテムを取り扱う。なお、同店は16店舗目の実店舗であり、東北エリアでは初の出店だ。

同ブランドは、「必ずしも大きな商圏ではなくても、特有の文化が根付いた場所を選んでいる。その土地に暮らす人が街に愛着を持っているために文化が育ち、それが外から訪れる人の喜びにつながるかという点が重要」と話す。皆川デザイナーは、自身の家族が盛岡に移住したこともあり、同地を身近に感じているという。

新店舗は、元々は町屋だった建物を改修したもの。盛岡や東北から採れる木や石などを用いたほか、土を発酵させて作った壁材で左官仕上げを行った。ショップの空間は大きく二つに分かれており、それぞれの天井にはガラス作家の辻和美や、アーティストのモリソン小林によるシャンデリアを飾った。

来春には拡張工事を行い、カフェやマーケット、ギャラリーを備えたショップを増設するほか、今後は福岡県や群馬県に出店を予定しているという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。