「コーチ(COACH)」は、次世代ストアコンセプトを採用した日本初の店舗を10月29日、新宿区新宿三丁目に建設中の商業ビル「新宿中村屋ビル」(東京都新宿区新宿3-26-13)にオープンする。1、2階の2層構成で、店舗面積は804平方メートル。店内では、メンズとウィメンズのバッグや革小物などのアクセサリーからウエアやシューズまで幅広いアイテムを取り揃える。次世代ストアコンセプトは、2013年9月に就任したエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァースが、ウィリアム・ソフィールド率いる建設会社スタジオ・ソフィールドとともに開発したもの。今秋オープンを予定するカリフォルニア・ロデオドライブの旗艦店で初公開される予定だ。新宿店では、温かな色合いの照明や調度品、内装で、「邸宅を訪れた時に受けるような温かみを感じられる空間」を演出。小部屋をつなげたような空間設計を採用し、ブックシェルフ調の壁面什器と壁面前のガラスケースに商品を並べる。また、店舗正面には、半透明ガラスブロックと黒塗りのスチールフレームで、同ブランドが打ち出す「モダンラグジュアリー」を醸し出す。
?
「コーチ」のオープンと同日、10月29日に開業を予定する「新宿中村屋ビル」には計12テナントが入居を予定する。敷地面積は約730平方メートル。地上8階地下2階の10フロアで延、床面積約6400平方メートルになる。中村屋は、地下2階にレストラン&カフェ「マンナ(MANNA)」と8階にダイニングレストラン「グランナ(GRANNA)」にオープンするほか、地下1階に菓子と食品を取り扱うショッピングフロア「ボンナ(BONNA)」、3階に日本近代美術作品を中心に展示する「中村屋サロン美術館」を開設する。そのほか、旅行代理店やエステサロン、ヘアサロン、飲食店などが入居する。