渋谷109は2日、初売り「7デイズ バーゲン(7DAYS BARGAIN)」をスタートした。午前10時の開店を2時間前倒し、8時にオープン。開店前の列は、地下1階の同館エントランス前を先頭に渋谷駅地下通路の地下2階まで伸び、約2000人が並んでいた。
先頭は、元日の午後9時から並んだという東京都府中市在住の美容師(21)。「渋谷109の初売りに来るのは今年で5年目。109は3日に1回は来るほど大好きな場所。仲良しの店員が待っている『ガルラ(GARULA)』の福袋を買い、セールで良いものを見つけたい」と語った。
また、前日の午後11時に渋谷に着いたという22歳のドイツ人女性2人組は、「『ダイア(D.I.A.)』と『マーズ(MA*RS)』の福袋を買いにドイツから飛んできた。この日のために1年かけて約9万円貯金した。渋谷109を回った後は、そのまま原宿と新宿、池袋のセールに行く予定」と意気込む。神奈川県横浜市在住の高校2年生の2人組は、「来年は大学受験が待っているので、昨日もらったお年玉(4万5000円)を全て使って、1年分の洋服を買い溜めする」と話し、「8階の『ダイア』の特設福袋売り場からスタートし、各階に降りて全フロアを回る」と作戦を練る。
毎年恒例になった"物々交換会"は、午前9時頃にエントランス脇でスタート。今年は外国人旅行客の参加も多く見られ、「グッド?」「カワイイ!」など片言の英語や日本語でコミュニケーションする姿が目立った。今回で5年連続で初売りの交換会に参加しているという埼玉県在住の高校生(17)は、「毎年、交換会のレベルが上がっている。ほんの数十分で3アイテムを交換した」と満足げに語った。午前10時を過ぎると交換会の参加者は開始当初の倍以上になり、賑わいを見せた。
渋谷109の広報担当は、「交換会に外国人が増えて驚きだ」と話したほか、今年のオープン前の列について「例年より列の伸びが遅かった。前日に雪が降ったこと、公式オンラインサイトで福袋の予約をスタートしたことが要因だ」と説明した。
なお、「7デイズ バーゲン」は8日まで開催。オフ率は10?80%。期間中は人気アイドルグループのでんぱ組.incとコラボレーションしたプレゼント企画を実施しているほか、メンバーの写真を背景にしたオリジナルのフォトブースを設置している。9?31日には、「ファイナルバーゲン」を開催する。
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