ファッション

マークスタイラー「ダズリン」の設立10周年に向けた目標

 今年9月で8周年を迎えたマークスタイラーの「ダズリン(dazzlin)」が、仏ファッション雑誌「ジャルース(JaLOUSE)」9月号の編集ページで紹介された。きっかけは、同社が年2回開催する招待制のファッションイベント「タッチミー」の「ダズリン」のショーで、ジェニファー・エイメール「ジャルース」編集長がスタイリングを手掛けていることから掲載の依頼があったという。同ページには、2013-14年秋冬を象徴する「ケンゾー(KENZO)」の"目"モチーフのプルオーバーと並び、「ダズリン」の飛行機モチーフのロングニットワンピースが掲載された。

?

 エイメール編集長が「ダズリン」のスタイリングを始めたのは、単独ショーをスタートした13年春夏シーズン。近瑠美「ダズリン」クリエイティブ・ディレクターが同誌のファンということから実現した。「ジェニファーは日本の女の子のファッションに興味があって、『ダズリン』のことは私のような"ミニマルで小さい女の子"とイメージして、ブランドを尊重してくれている。『ダズリン』も『アメリカン・スウィートカジュアル』のブランドコンセプトに、新たにヨーロッパのレトロテイストを融合し、大人らしいクラシックさや遊び心、トレンドをうまく加えることができた」。日本の"カワイイ"が支持されるフランスでは、「ダズリン」のようなガーリーファッションが人気を集めている。「ジェニファーとの出会いで大きく成長できた。ヨーロッパでの反響も感じていて、今後はフランス進出も視野に入れている」。

?

 「ダズリン」は13年春夏シーズン以来、マークスタイラーの核ブランドの一つとして成長しており、10月11〜12日開催の14年春夏「タッチミー」では、オープニングを飾った。10周年に向けた新ブランド戦略に注目したい。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。