イタリアの「チヴィディー二(CIVIDINI)」創業者兼デザイナーのピエロ・チヴィディーニが来日した。日本で輸入販売を手掛ける三崎商事の2016-17年秋冬コレクション展示会で、10年ぶりに再開したメンズウエア44型をお披露目した。
1983年の創業以来の代表的アイテムである二ットのブルゾン、ジャケット、コートなどトップスのみで、価格はセーター7万5000円など。「ウィメンズのプレ・コレクションに集中するためにメンズラインを休止したが、最近、長年の顧客やアメリカ市場からメンズウエアの希望が多くなったので再開した。われわれが目指す高品質の二ット製品に対する要望は、世界のメンズ市場で高まっているようだ」とメンズウエア再スタートの理由を話す。「チヴィディーニ」にとって、日本とアメリカは売り上げのツートップだ。メンズのコンセプトは、「私が着たいと思うものを作っている。モダン過ぎず、コンテンポラリーなスタイルを好む男性をターゲットにしている」。ミラノでは、1月15〜19日のメンズ・コレクション期間中、合同展ホワイトで発表した。「まず、市場の反応を検証しながら、今後アイテムをトータルに拡大したい」と10年前同様、ショー発表も視野に入れている。
「私は、運を大切に思っている。16年は、なんだかいい年になりそうだ」。なお、ウィメンズコレクションショーは、2月27日に開催の予定。