長く停滞ムードが続いていたミラノ・コレクションだが、2014-15年秋冬シーズンは30代の若手デザイナーの躍進やデザイナー交代などニュースが豊富で盛り上がりを見せた。中でも、ジェレミー・スコットによる「モスキーノ」のファーストコレクションは、「マクドナルド」のポテト風バッグなどパロディでとことん遊んだハッピームード溢れるショーで話題を独占し、「WWD JAPAN.com」のアクセス数ランキングでも見事一位に輝いた。
もちろん、ベテラン勢のパワーも健在。「プラダ」は、"ジャーマン・アバンギャルド"をテーマにしたマスキュリン&フェミニンなスタイルで唯一無二の圧倒的な存在感を放ち、「マルニ」「フェンディ」はファーがビッグトレンドとなる中、他ブランドにはできない高度なファー使いでメード・イン・ミラノのセンスと質を見せつけた。
また、ここ数シーズン絶好調な「エムエスジーエム」や「ヌメロ ヴェントゥーノ」といったミラノ発コンテンポラリーブランドは今すぐ欲しいと思わせるリアルクローズを揃えてミラノのトレンドをリード。マスキュリンなオーバーサイズのコートに繊細なビジュー使いのフェミニンなドレスの組み合わせや、アートから着想を得たインパクトある柄のプリントやジャカードのアイテムなどに注目したい。
6位 ジル・サンダー(JIL SANDER)
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8位 ヌメロヴェントゥーノ(N°21)
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10位 ディースクエアード(DSQUARED2)
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*本データは、「WWD JAPAN.com」のCOLLECTIONページにて掲載したブランドを対象にしています。
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