ミキモトのジュエリー調査によると、消費税率アップ前に駆け込み購入したジュエリーの平均金額は13万3985円だった。同社は消費税増税がジュエリー購入に与える心理状況を探るべく、東京、愛知、大阪の3都道府県在住の20〜50代の女性624人(東京・愛知・大阪在住でジュエリーを1つ以上持っている女性)を対象にインターネットによる調査を実施。全体の9.5%が消費税を意識し、増税前にジュエリーを購入(またはプレゼントされる)した。
購入した女性を年代別にみると、20代が33.9%、30代が37.3%、40代が16.9%、50代が11.9%で、20〜30代が全体の70%以上を占めた。また、ジュエリー購入における消費税増税の影響の有無に関しては、4人に一人は「ジュエリー購入に消費税増税の影響はない」と回答。その理由は「冠婚葬祭などジュエリーが必要になる機会や場面があるから」が33.3%、「ジュエリーにはお金を惜しみたくないから」が29.1%だった。
ここ2〜3年のジュエリー購入の意識の変化に関しては、「流行に左右されない長く使えるものを買うようになった」が30.1%、「以前より高くても良いものを選ぶようになった」が26.3%と質を重視する傾向が高くなっている。理由は「年齢的に良いものが欲しいと思ったから」が75.6%とトップを占めた。