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「ナイキ」24-25年向け“駅伝パック”は心を燃やす炎をデザイン 箱根のシェアは各社混戦の予感

「ナイキ(NIKE)」は11月22日から、2024-25年の駅伝シーズンに向けたランニングシューズとアパレルのコレクション“駅伝パック(EKIDEN PACK)”を、公式アプリ、公式EC、一部卸先で販売する。シューズは本番用のレーシングシューズやトレーニングシューズ計4型で構成し、幅広いレベルのランナーに対応。毎年、機能に加えてデザイン面も話題になるが、今年は白地に赤が主張するファイヤーパターンがポイント。1月2、3日の箱根駅伝においても、選手の走りと共にその足元にも引き続き注目が集まりそうだ。

“駅伝パック”のシューズは、カーボンプレート入り厚底シューズのパイオニアとしてさまざまなレースで記録を更新してきたシューズのアップデートである“ナイキ アルファフライ 3”(3万9655円)、“ナイキ ヴェイパーフライ 3”(3万7730円)に加え、カーボンプレートは搭載しつつも硬さを変えて、軽さも前作より追求したレーシング&トレーニングシューズの“ナイキ ズーム フライ6”(1万9800円)、中高などの陸上部学生を意識したエントリーモデル的位置付けの“ナイキ ライバル フライ4”(1万1550円)の4型。“駅伝パック”のアパレル類も順次発売予定。

ファイヤーパターンは、駅伝競争が始まって間もない時代に、夜道を走るランナーのために道を照らした松明(たいまつ)がインスピレーション源という。“アルファフライ 3”はタンに“戦”の文字、“ヴェイパーフライ 3”は左右のかかと部分に“駅”“伝”の文字が入り、“ライバル フライ4”はアッパーにタスキ風のデザインを取り入れるなど、日本の駅伝カルチャーにフォーカスしたデザイン。

箱根駅伝でのシェアにおいて、「ナイキ」は厚底シューズ旋風以降、躍進を見せてきた。しかし、21年に出場選手の95.7%が「ナイキ」を着用していた(出典『ALPEN GROUP MAGAZINE』)のをピークに、22年以降は他社の厳しい追い上げの中、各社の技術や機能が拮抗。結果、24年は「ナイキ」は着用率1位は保ちつつも、シェアを42.6%(同)まで落とした。10月に開催された出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝での選手の着用率をもとに、25年の箱根での「ナイキ」シェアを厳しめに予想する声もある。

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