ファッション

福岡パルコ新館が13日オープン! コト消費重視で”大人女子”にアピール

 パルコは、福岡パルコ新館を13日の開業に先駆けて関係者らに公開した。新館は地下2階から地上6階までの8フロアで、延床面積約1万4000平方メートル。全国初出店業態8店舗を含め、45店舗が出店する。初年度目標は売上高50億円、来客数600万人を見込む。メインターゲットは、"ヤングマインドを持ち続ける大人の女性"だ。ヤング層向けのショップが並ぶ本館との2館体制での相乗効果を狙う。

 新館の特徴は、アパレルだけに偏らないライフスタイル提案型のゾーニングやフロア構成だ。アパレルや雑貨、飲食などのカテゴリーごとに分けず、1フロアにミックスすることでコンパクトながら上層階まで買い回れる工夫を凝らした。地下1〜2階には生活雑貨や飲食店を集積。地上1〜2階には「ビームス」や「アダム エ ロペ」のメンズ&ウィメンズ複合店、ベイクルーズのベーカリーカフェ「ゴントランシェリエ」などがオープン。3階〜4階には「ノーリーズ」や「フリークス ストア」「ユナイテッドアローズ グリーン レーベル リラクシング」、雑貨ショップの「アダム エ ロペ ル マガザン」など、大人の女性やカップル、ファミリーが楽しめるセレクト業態がオープンした。さらに5〜6階には、中原慎一郎ランドスケーププロダクツ代表がプロデュースする九州クラフトのインキュベーションショップ「シトラス」、東急ハンズの「ハンズ ビー」と「ハンズ カフェ」の複合店などの新業態が集まった。

 福岡パルコ新館の開業により、地下2階入り口が地下鉄天神駅西改札に直結するなど、地下鉄や西鉄、長距離バスの乗り換えの利便性も高まる。牧山浩三・社長は、「福岡パルコ新館はグループの中でも、モノ・コト消費を重視した最先端の館。新館をモデルに全国に広げていきたい。福岡天神のヘソになってほしい」とコメント。福岡パルコは、15年春に本館に隣接するソラリアステージへの増床も予定。完成後の延床面積は4万平方メートルを超え、「増床フロアの出店ショップなどはまだ決定していないが、新館オープンを中間地点として、来年の完成形を目指したい」と続けた。

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