「ヴィクター&ロルフ」がブランド設立20周年を機に、7月に開催されるパリ・オートクチュールに13年ぶりにカムバックする。
「ヴィクター&ロルフ」は1998年1月から2000年7月まで、クチュールコレクションを5回にわたり発表していた。これらほとんどの作品は美術館等へ売却され、同ブランドがプレタポルテ、メンズ、フレグランスのカテゴリーに進出する布石となった。2008年には、OTB(前オンリー・ザ・ブレイブ)が同ブランドの経営権を握り、更なるビジネス拡大を図っている。
「ヴィクター&ロルフ」は、プレタポルテコレクションにクチュール作品を数点盛り込んできた。それに対して、デザイナーの一人であるヴィクター・ホルスティンは「クチュールとプレタポルテと異なるメッセージを一つのショーで発信するのは無理だと思った。それで、クチュールとプレタを分けて発表することにした」とコメント。今年7月のクチュールコレクションでは、ポエティックかつアーティスティックなコレクションを発表するようだ。
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