ファッション

ラルフ ローレンの「ダブル アール エル」がナバホ族アーティストと再タッグ 伝統と文化を讃えるアイテム8型

ラルフ ローレンの「ダブル アール エル(RRL)」は、多様な技術を持つ職人とのコラボレーションを通して伝統工芸の保護を目指す“アーティスト イン レジデンス プログラム”の第2弾として、ナバホ族のアーティスト、ゼフレン・エム(Zefren-M)とのコラボカプセルコレクションを発売した。現在、ラルフローレン 表参道 ダブル アール エルで販売中で、公式オンラインストアでは18日から販売を開始する。

時代を超えたスタイルを発信するアーティスト

ゼフレン・エムは、ナバホ族の物語を伝えるために古代の技法とそれの現代への応用を融合させた作品を制作するマルチアーティスト、歴史家、そして LGBTQIA+の擁護者として活動している。

ゼフレンは今回のコラボについて「過去を振り返ることは、私にとって常に深いインスピレーションの源であり、アートや個人的なスタイルを通して表現してきたものだ。『ダブル アール エル』チームとのコラボレーションにより、私たちが共有する文化的遺産や伝統への愛をユニークな形で、しかもナバホ族の物語を完全に尊重しながら表現することができた」とコメントした。

ゼフレンの人生、芸術、そしてカプセルコレクションのインスピレーションの源をテーマに、ナバホ ネイション(フォー コーナーズのニューメキシコ側にあるナバホ族の土地でゼフレンが育った場所)で撮影したショートフィルムを、ブランド公式ユーチューブで公開中だ。今後も新たなムービーを「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」と「ダブル アール エル」の一部のチャンネルで紡いでいく。

“ダブル アール エル × ゼフレン・エム”

今回のコラボは、新しいものと古いものを融合させたデザインによってナバホ族の伝統と文化を讃えたコレクションとなっている。ライアップは、「ダブル アール エル」のワークシャツや手編みのショールカーディガンのシルエットを生かしたトップス4型と、ソフトアクセサリーやフロアラグなどの小物4型の全8アイテム。

高品質の素材とノスタルジーに満ちた伝統的な技法を多く用いた「ダブル アール エル」のアイテムに、ナバホ ネイションの風景を反映したカラーパレットや、ゼフレンと彼の曾祖母が織った過去の織物に着想したパターンなどを落とし込むことで、美しさと実用性を融合させた。アーティストが本コレクションのためにデザインしたスパイダーウーマンのモチーフを刻印したコンチョシリーズは、ナバホ族の文化における織物の伝統の創始者であり師である存在に敬意を表している。

本カプセルコレクションの売り上げの一部は、文化遺産や工芸の保存に努め、ネイティブの若者たちが芸術の分野でキャリアを築く機会を提供しているネイティブ主導の組織リンドン財団に寄付する。さらに財団創設者であり銀細工師で、ゼフレンの元指導者のリンドン・ツォーシー(Lyndon Tsosie)のシルバーとターコイズ作品を、ニューヨーク市ウェストブロードウェイにある「ダブル アール エル」旗艦店で販売する。

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