「フェンディ(FENDI)」は、2025年2月のミラノ・ファッション・ウイーク期間中に開催する男女合同ショーで創業100周年の幕開けを飾ることが米「WWD」の取材で分かった。創業家の3代目であり、長年「フェンディ」に携わっているシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=メンズ&アクセサリー・アーティスティック・ディレクターがコレクション制作を率いる。今回のショーは、長年ショー会場とショールームとして使用され、現在は修復中のソラーリ通りにある自社スペース「スパッツィオ・フェンディ(Spazio Fendi)」の再オープンに合わせて開催される予定だ。
同ブランドは100周年を控えた今年、人事におけるさまざまな変化があった。5月には6年間率いてきたセルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)会長兼最高経営責任者(CEO)が退任。6月1日付で、ピエール・エマニュエル・アンジェログロウ(Pierre-Emmanuel Angeloglou)が就任した。また10月には、20年9月からオートクチュールおよびウィメンズのプレタポルテを手掛けてきたキム・ジョーンズ(Kim Jones)が退任。後任は未定のままになっている。そんな中、これまで100周年に向けた詳しい計画については明らかにしていなかった。