ファッション

「バウルズ」2024-25年秋冬は日本の原風景が色に宿る ナイジェル・シャフランが撮り下ろし

日本製にこだわるオルタナティブ・ラグジュアリーブランド「バウルズ(VOWELS)」はこのほど、2024-25年秋冬コレクションを公式ECサイトで発売した。ルックは英国人フォトグラファー=ナイジェル・シャフラン(Nigel Shafran)が撮り下ろした。

今シーズンは、コケの緑や灯籠のテラコッタなど、日本の原風景にインスパイアされたカラーが特徴。リモンタナイロンを使用したダウンジャケットや、プリマロフト(人工繊維による擬似羽毛素材)を採用したカシミヤチョアコート、東京のサラリーマンのスーツに着想したシェルコートなど、アウター類をコレクションの中核に据える。そのほか、アルパカ混のカーディガン、ブランドロゴが施されたフーディー、オリジナルチェックのシャツジャケットや、帽子やビーニー、スカーフなど小物類もラインアップする。

同ブランドは24年5月、クリエイティブ・ディレクターの八木佑樹により本格始動。ニューヨークに雑誌のアーカイブや写真集などをキュレーションしたリサーチライブラリーに併設したショップを構えるなど、米国と東京を拠点に活動している。“守破離”(芸道・芸術における修業の過程。“守”は心技を身に付ける段階、“破”は発展させる段階、“離”は新しいものを生み出す段階を指す)という日本の哲学に基づき、アップデートしたストリートスタイルを提案している。実用的なデザインに、ラグジュアリーのエッセンス、機能的な厳選素材を組み合わせた服作りが特徴。6月18日には、メンズ・ファッション・ウイーク期間中のパリで25年春夏シーズンのフルコレクションを発表した。

八木は、2024-25年秋冬コレクションについて、「数えきれないほどの試行錯誤を経て完成したコレクションだ。そのプロセスはジェンガやテトリスをしているようで、これまでの経験を土台に、新たな作品を組み立てていく試みだった」とコメントした。

問い合わせ先
「バウルズ」
info@vowels.com