28回目を迎えるファッションの合同展示会「ルームス(rooms)」(アッシュ・ペー・フランス運営)が2月18〜20日、国立代々木競技場第一体育館で行なわれる。 近年は、地場産業や環境に配慮したエシカル・ファッションといった、専門的なすみ分けで評価を得ている同展だが、今回は改めてコアなファッションエリアを 強化する。佐藤美加「ルームス」エグゼクティブ・プロデューサーは「ファッション性を強め、モードな発信を意識している」と語った。
出展ブランドは、計450ブランドを超えた。展示会の内容に加え、今回は"おもてなし"の精神を表現。メインヴィジュアルのモチーフは「おしぼり」で、日 本人特有のホスピタリティや清潔さを象徴するものとして採用した。「裁量権を持つ有力バイヤーは、特に忙しい。会場では、少しでも気持ち良く買い回れるよ う、もてなしたい」と佐藤プロデューサーは語る。ファッションエリアでは、東京コレクションでショーを行なった経験があるウィメンズブランド「シロマ(SHIROMA)」が 初参加。グラフィックを駆使したコレクションに定評があり、今回は、アシンメトリーなドレスや異素材のレイヤードスタイルを提案する。さらに、「エヴァー ラスティング スプラウト(everlasting sprout)」の村松啓市デザイナーと、「チノ(CINOH)」の茅野誉之デザイナーがタッグを組み、新たにスタートしたブランド「シーム(CEAM)」も商品を並べる。2人は文化服 装学院の同級生で、卒業後10年の経験を積み、お互いのデザインをつなぎ合わせていくことで新たな可能性を見いだすという。さらに「ハバーサック(HAVERSACK)」の新ラ イン「エイチエス エクイップメント(HS EQUIPMENT)」がデビューコレクションを展開する。