韓国の経済産業省である産業通商資源部と韓国ファッション産業協会は、韓国産にこだわり抜いた“本物のKファッション”を展開するプロジェクト「オール・イン・コリア(All In Korea)」を本格的に始動した。韓国企業のデザインであることはもちろん、韓国産の生地を使い、韓国の工場で製造された商品だけが「All In Korea」のタグを付けることができる。効率を重視するのではなく、クオリティーを追求したブランドにのみ与えるしるしで、商品のプレミアム価値向上と、輸出支援を目指す。
まずは、10ブランドが「All In Korea」のタグを付ける。デザイナーズブランド「アンダーソンベル(ANDERSSON BELL)」や「インク(EENK)」などの日本でも知名度のあるブランドから、まだあまり知られていないブランドまで、さまざまなファッションブランドが名を連ねている。
日本では、“本物のKファッション”に出合えるイベントを続々と開催。スノーボードとストリートファッションを融合させたユニセックスブランド「ビエスラビット(BSRABBIT)」は11月9日と10日、2024年秋冬コレクションをお披露目するポップアップイベントを恵比寿で行い、「インク」はセレクトショップ「リステア(RESTIR)」が10月30日〜11月12日に渋谷パルコで開催した限定ポップアップストア「RESTIR WOMENS DESIGNERS -work in progress- TOKYO x SEOUL」に参加した。
また、グローバルでもイベントを行っている。「アンダーソンベル」は10月に上海ファッション・ウイークでデビューショーを披露し、シンプルでナチュラルな雰囲気が特徴のブランド「イセ(ISAE)」はパリ・ファッション・ウイークのショールームで25年の春夏シーズンのプレビューを開いた。25年もさまざまなブランドが日本を含め、世界でイベントを開催する予定だ。