「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の展覧会“️メゾン マルジェラ アーティザナル 2024 エキシビション 東京”が面白すぎて、先日つい2回目の訪問をしてしまいました。2回でもインプットし切れないほど見どころがたくさんある中で、特に感心したのが技法のネーミングです。
同ブランドといえば、仮縫い風の仕付け糸をあえて残しアイテムにクラフツマンシップを宿す“ワーク・イン・プログレス”や、服の核となる構造をあらわにして新しさを見いだす“デコルティケ”など、代表的なデザインコードが複数あります。今回の展示でも、技に次ぐ技のオンパレード。18-19年秋冬“アーティザナル”コレクションの“ノマディック・グラマー”で披露した、ドレスメイキングで使う伝統的素材を対照的な価値の素材にすり替える技法“リバース・スワッチング”や、人の無意識のジェスチャーを服のディテールやパターンに取り入れる新たな技法“エモーショナル・カッティング”などを、実物と共に見られます。名前だけ見ると「??」なのですが、デザインのプロセスを知るとネーミングの妙に感心しっぱなし。どれも超絶技法のイメージが頭にスッと浮かび、一度聞いたら忘れられません。
東京デザイナーも頑張るネーミング
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