オンワード樫山は8月30日、「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」の日本5号店で、関西初になる店舗を大阪・梅田のNU(ヌー)茶屋町2階にオープンする。売り場面積は760平方メートル(230坪)で、初年度売上高目標は推定4億円。「新しいショッピング体験」をコンセプトに、米本国や日本で事業展開してきた「オープニングセレモニー」だが、大阪店では新たな試みに挑戦する。猪子寿之・社長率いるチームラボと協業し、デジタルとファッション、アートを融合させ、斬新なデジタルコンテンツを体感できるショップを目指す。
店内には、描いたイラストのクラゲやサカナをデータに取り込むとデジタル水族館内を泳ぎだすというチームラボの「スケッチウォール」の「オープニングセレモニー版」を開発して設置。取り込んだ画像がTシャツにプリントする構想も浮上。また、「インプレッションウォール」では、商品にRFIDタグ(ICタグ)を付け、顧客が手に取った商品のテーマに合わせたイメージ画像がデジタルウォールに現れるような仕掛けにして、商品の世界観を膨らませたりストーリー性を与えたりできるような工夫を施す。
「オープニングセレモニー」は今夏で上陸丸5年を迎える。現在は旗艦店を表参道(原宿キャットストリート沿い)に移転(13年4月)するとともに、新宿ルミネ2の1階店舗、2階店舗、渋谷パルコパート1の3階の4店舗を運営している。
大阪店のオープンに伴い、大阪限定アイテムも用意。水原希子とのコラボレーションライン「キコミズハラ・フォー・オープニングセレモニー」や、写真家の荒木経惟や「リトゥンアフターワーズ」の山縣良和とのコラボアイテムを先行発売する。加えて、西田"halu"大介が撮影した大阪の街並みを大胆にプリントしたアイテムや、YOSHIROTTEN(NY「シティマガジン」で「世界のファッショングラフィックデザイナー100」のトップに選ばれた人物)などとのアーティスト・コラボも発売する。(詳細は8月4・11日号)