開放的な空間が心地よい「フレッド・シーガル」代官山
MFSJは、今日4月17日、LA発のセレクトショップ「フレッド シーガル」の日本1号店を代官山ログロードにオープンする。東横線の線路跡地に開発された、敷地面積3200平方メートル、全長220mの散策路沿いに、ポートランド発のドーナツストア「カムデン ブルー ☆(スター) ドーナツ」の日本1号店を中心としたカフェや生活雑貨、食品を提供する「ザ マート アット フレッド シーガル」棟と、ウィメンズの「フレッド シーガル ウーマン」棟、「フレッド シーガル マン」棟の3棟を展開する。代官山店のコンセプトは「レイドバック カル ラグジュアリー」で、直訳すると「くつろぎのんびりとした、カリフォルニアのラグジュアリー」の意味。米国西海岸のゆったりとしたリラックスしたスタイルと、都会的でモダンなライフスタイルを提案するセレクトショップを目指すという。
左から「カムデンズ ブルー☆ドーナツ」のケイティ・ポープ=ブルースタードーナツ創業者兼オーナー、マイカ・カムデン=同創業者、竹内在MFSJ代表取締役会長、桝田茂・同社長
竹内在MFSJ代表取締役会長は、「商品、スタイル、歴史など、すべての価値観を本国と共有しながら、グローバルワンで動いてきた。この店では、シンク・グローバル・アクト・ローカルで、日本に合った商材を取り入れたり、ローカルのコミュニティーを創りたい。特に、時間をよりリッチに使う提案や、モノを販売した後にどう使うのかなど、仕掛けをしていく。アウトドアやファッション、車など、同じ価値観や興味を持つ同士が集まるサロンやサークルを創りたい。目指すのは『情報発信するコミュニティーセンター』だ」と話す。
今後は2号店を横浜赤レンガ地区に来年オープンすることが決まっている。「京阪神地区に3年間で5店舗程度を出店し、3年後に売上高45億円を計画している。ただし、売り上げや坪効率などを求める商業至上主義ではなく、『フレッド シーガル』の価値観を定着させていくことを優先したい。それができれば、4年後からをメドに、中型店なども都市部を中心に出店していきたい」という。
注目のウーマンでは「マルニ」「ランバン」「ヌメロヴェントゥーノ」「J.W.アンダーソン」「イーチ×アザー」「イザベル・マラン・エトワール」「ボーダーズ」などに加え、「シャネル」のヴィンテージも扱う。オーガニックコットンを使ったルームウエアやタオルの他、ナチュラルな素材使いで、心地よい香りにこだわったビューティアイテムも提案する。イタリア発のブラシやボディーケア製品を展開する「アッカカッパ」、アメリカ発の「レッドフラワー」「スキ」「ジョンマスターオーガニック」などを集積。「フレッド シーガル」オリジナルの「ザ ブレンド」は、10種類のフレグランスをそろえ、自分の好みに合わせ、重ねづけすることを推奨している。今後は2階にニューヨーク発の美容クリニック「コルベアM.D.」が出店する予定だ。
一方、メンズでは「メゾン マルジェラ」「BLKデニム」「リーバイス ビンテージ クロージング」など。アイコン的アイテムのデニムを充実させる。シューズでは「バンズ」「アディダス」「トリッカーズ」などを展開。ガジェットケースやスピーカーの販売や、電動自転車の陳列なども行う。2階にはワーク系のヴィンテージアイテムなども用意。検眼ルームを設けて眼鏡も販売する。
「カムデンズ ブルー☆ドーナツ」