デサントが展開するフットボールブランド「アンブロ(UMBRO)」は12月4日まで、創業100周年を記念したポップアップストアを東京・原宿のショップ「キネティクス(KINETICS)」にオープンしている。
本ポップアップは、4月にイギリス・ロンドンで、5月に渋谷で、9月に韓国・ソウルで開催していた100周年記念の世界巡回ポップアップのフィナーレだ。ピッチを模して人工芝が敷かれた店内では、創業時に軍服やボーイスカウト用ウエアを手掛けていたことに着想した100周年記念コレクション“ザ アンブロ ハウス(THE UMBRO HOUSE)”をはじめ、フットボールのサブカルチャーをコンセプトに掲げる“アウェイ デイズ(AWAY DAYS)”と、型に縛られないフットボールウエアを展開する“ザ サード(THE THIRD)”など、デサント企画の日本限定アイテムを豊富にラインナップ。
また、女性人気が高い韓国企画のコレクションや、イギリス企画のストリートブランド「アリーズ(ARIES)」とのコラボアイテム、フットボールのセレクトショップ「ベーネ(BENE)」が世界各地から仕入れた100点を超えるビンテージユニホームやマフラー、昨年「アンブロ」が開催したグローバルデザインコンペで見事グランプリを獲得した、19歳のデザイナーYoh Saekiによる新鋭ブランド「エゴール(EGOR)」との会場限定コラボアイテムなども取り扱う。なお、会場にはYoh Saekiのグランプリ受賞作品とあわせて、今回のためだけに制作されたワンオフなどが展示されている。「普段はリメイクが中心ということもあり、新品のアイテムを販売するのも、ブランドとのコラボも今回が初めて。ぜひ見に来てほしい」(Yoh Saeki)。
「最近は女性の購入者も増えている」
さらに、期間中はさまざまなイベントを開催。初日の22日には、人気解説者で指導者の林陵平とオンラインフットボール英語クラスを運営する竹山友陽による対談と、オルタナティブ・クルーS.A.R.とシンガーソングライターKannaのライブが行われたほか、11月23~24日と11月30日~12月1日は対象商品へのプリントカスタマイズサービスを、11月23日は竹山氏による小中学生向けの英語講義を、11月30日は廃材を使用したタッセルキーホルダーのワークショップを予定している。なお、竹山氏の講義とタッセルキーホルダーのワークショップへの参加は、「アンブロ」公式サイトでの事前予約が必要だ。
今回のポップアップに関して、「アンブロ」のマーケティングを担当する松井徹部長代行は、「日本企画だけでなく、インポートやデザイナーとの限定アイテムなど、過去3回よりも多種多様な商材が集まり、またデサントが扱うことのできない過去の古着を『ベーネ』にそろえてもらったことで、より100年の歴史が感じられるポップアップになった」とコメント。続けて、「これまでの顧客は、フットボールや古着の人気向上の影響から男性の若年層が中心で、フットボールとファッションの関係性が良い相互作用を生んできた。一方で、最近は韓国ファッション好きの女性の購入者も増えているが、『アンブロ』をフットボールブランドではなく韓国のファッションブランドだと思い込んでいる方も多く、まだまだ認知度向上を強化しなくてはいけない」と意気込みを見せた。
■「アンブロ」ポップアップストア
日程:11月22日~12月4日
時間:11:00~20:00
場所:キネティクス
住所:東京都渋谷区神宮前1-12-7