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メディア特集2024 今のメディアには“ナンバーワン”が必要だ

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情報源が多角化する中、私たちメディアが信頼を得るためには何が必要なのだろうか—2024年の「メディア特集」制作にあたり、常に問い続けた疑問だった。「WWDJAPAN」は長年に渡り、毎年「メディア特集」を制作してきた。私たちもかつて「雑誌特集」としてきたものを2019年から「雑誌・メディア」特集に、21年から「メディア」特集と名称を変えてきたように、時代と共にメディアの影響力や役割が変化している。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月25日号からの抜粋です)

メディアとは“情報を伝達する媒介物”である。かつては新聞や雑誌、ラジオ、テレビなどに情報が集中していたものが、インターネットの発達によって情報源が世界中に広がり、SNSの発達によって個人にも分散。出版社は雑誌のビジネスを多角化させ、ウェブサイトやSNSでのスピーディーな情報発信のほか、メディアのブランド力を活用したフェスやアワードなどのイベント開催、自社クリエイティブやIPを用いたソリューション事業などのBtoB事業にも積極的だ。

一方で、作り手の“好き”を凝縮した新興メディアは、ビジネス規模は大きくないものの、その価値を上げている。こちらの記事の「芸人雑誌」や、こちらの記事のウェブメディア「サブカル(sabukaru)」は立ち上げ10年未満ながらそれぞれ商機を見いだしており、イベント事業などを開始している。

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