丸井グループは4月21日、九州初出店となる「博多マルイ」を日本郵政が手掛ける商業施設「キッテ博多」の核テナントとしてオープンする。7層からなる「博多マルイ」の総床面積は1万5000平方メートル。全86テナントの内、九州地区初出店が約4割、雑貨やカフェなどアパレル以外が約6割を占める。
特徴は、オープン準備期間の2014年7月から3000人の顧客と400回以上の企画会議を行い、さらに7000人の声を特設のコミュニティーサイトから吸い上げて、フロア構成に生かしたことだ。男女や年齢などのターゲットは設けず、低層階にスイーツなどの食品売り場と、1〜6階の各フロアにカフェを導入するなど、従来のマルイにない新たなフロア構成になっている。
1階は「食」、2階は「食と雑貨」のフロアで、50種類以上のタマゴサンドが並ぶ専門店「ウフ タマゴ サンド」やオーガニックコスメのセレクトショップ「ビューティライブラリー」などが出店する。3階は「ウィメンズ」、4階は「アパレルと雑貨」を集約。「アプワイザー・リッシェ」や「リランドチュール」などをそろえるアルページュ直営ウェブサイトのリアルショップ「アルページュストーリー」やシューズの「トムス」、着物ショップ「ザ ヤード」などが九州初出店する。さらに5階は「メンズとライフスタイル雑貨」として、「テット・オム」の新業態「エクステッドラボ」や「アシックスウォーキング」などが登場。6階は「本と雑貨」、7階は「美と健康」のフロアとして、ヨガスタジオやエステクリニックなど、ライフスタイルに密着したショップを多くそろえる。