宝五城の1つ、松本城(長野県松本市)へと続く大名町通りに路面店を構える田立屋は、創業176年を誇る化粧品専門店だ。親子代々で店を営み、“老舗”という枠にとらわれない柔軟な姿勢で、「化粧生活を、明るく・楽しく・心地よく」をモットーに、全ての人の化粧生活を豊かにするために進化し続ける。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月25日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
COMPANY :
田立屋
SHOP :
TADACHIYA
長野県松本市
PROFILE: (右)大宮小依/田立屋取締役常務、(左)大宮康亘/田立屋取締役事業部長
明るく楽しい「化粧生活」を合言葉に
提案力を磨く
田立屋はコロナ禍突入直後の2020年7月のリニューアルオープンが奏功し、新たな客との出会いを広げている。長野県初の「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」を導入したところ、中高生の間でも話題となり若年層の取り込みに成功。ギフトや自分用を探しに来店する男子高校生も増えた。また、1階には、テイクアウト専用のカフェ「ザ ゲート(THE GATE)」を併設し、従来の顧客に加え地元住民や観光客の流入を促進した。「化粧品購入が目的でない人も気軽に足を運べる店づくりを目指した」(大宮康亘事業部長)と、活気づいている。以前は50~60代を中心に支持を集めてきたが、現在の顧客の中心は30~40代に若返った。
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