今年の1月にパリでデビューを果たしたランジェリーブランド「ザヒア」は、日本初上陸に向けて最新コレクションのお披露目会を行なった。同ブランドの指揮を執るのは、20歳の若手デザイナー、ザヒア・ドゥハール。モロッコ出身の彼女は、10歳の頃にパリに移住。現在もパリにオフィス兼ショールームを構えて活動中だ。
オートクチュール・コレクション期間中は、ランウェイ形式で最新コレクションを発表し、普段はショールームで、オーダーメイドのランジェリーを販売している。カール・ラガーフェルドやエレン・ヴォン・アンワースといった著名フォトグラファーが撮影したキャンペーンヴィジュアルが話題を呼び、デビューしてまだ間もないが、「Vマガジン」や「グラマラス」を始めとする各国のメディアに注目されてきた。
2013-14年秋冬からは、ブランドの認知度アップを図るためにプレタポルテをスタートするという。「現在、我々の商品を購入できるのはパリのショールームのみ。しかし、世界中にファンを抱えているので、彼らが気軽に商品を購入できるよう、7~8月の店頭販売を目指して動いている。アジアは日本、香港、韓国に、ヨーロッパはイギリス、イタリア、ドイツ、ロシア、ウクライナに力を注いでいる」とチュグデュアル・デニス=ザヒア オペレーション兼セールスディレクター。
また、日本市場での展開については、「まだ卸先は決定していないので、初回入荷の時期等に関するコメントはできないが、『アクアガール』『ヴィアバスストップ』を始めとするセレクトショップや伊勢丹を視野に入れている」と語った。「来年は、ヨーロッパ圏を対象にしたeコマースをスタートする予定。今後の目標は、パリで旗艦店をオープンすること。『ギャラリーラファイエット』にインショップを設けるのも夢」と話した。