歪み、たわんだパターンがドレスやスカートに表現されている。チェコの“キュビズム建築”に影響を受けたグラフィカルな柄。ベーシックなボーダーやチェック柄ドレスも、アンバランスなモチーフに変容している。テーマは「DISTORTION」。ホワイトドレスのヘムラインには、建築物を想起させる繊細なレースを配した。ニットには立体的なビーズ刺繍を施し、カットソードレスには淡いカラーブロックを採用している。幾何学的なパターンが目立つものの、タック使いでドレスを歪ませたフォルムが今シーズンの特徴だ。トレンチコートにはフラップポケットをつけるなど、細部でも立体的なディテールを取り入れている。