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美容室「アッシュ」がK-POPアーティストのヘアメイク技術を本場で体験 技術力向上&モチベーションアップの韓国研修を実施

美容室チェーンを約350店舗展開するアルテジェネシスのグループ会社であるアッシュは、美容師の技術力向上とスタッフのモチベーションアップを目的として、韓国研修を9月・10月と2回実施。合計39人のスタッフが、本場韓国の地でリアルな現場体験と技術を学んだ。

同研修は、アッシュがスポンサー支援するK-POPを軸とする音楽レーベルプロダクション「EVA.ENTERTAINMENT(以下、EVA社)」が主催し、有名サロン見学やモデルを使用したデモンストレーション等の技術講習を行った。9月の研修では、EVA社に所属するダンスボーカルグループ「ERG(エルグ)」初の海外MV撮影でヘアメイクを行うという貴重な体験もあった。

アルテジェネシスでは、2023年9月から開始したK-POPアーティストのスポンサードをきっかけに、所属美容師がさまざまなイベントや撮影でヘアメイクを担当してきた。韓国風ヘアメイクは日本においてトレンドから“定番”となってきており、若い世代のスタッフや美容学生の興味関心が高い分野。美容室「アッシュ」では、美容師がサロンワーク以外でも活躍の場が広がるようなキャリア支援も重視しているが、エンターテインメントの分野でクリエイティブ性の高いヘアメイクもできる、美容師という職業の魅力の再認識にもつながっている。

今回の韓国研修は、スタッフのヘアメイク技術力向上とモチベーションアップが最大の目的だが、研修での体験談や動画を蓄積・発信することで、未来の仲間を獲得するための採用プロモーションにも役立つと考えているという。国内とは違う価値観に触れ、学び得たことを仲間と共有することでグループ全体が成長していくことを期待し、今後も積極的に研修や美容師の活躍する舞台を提供していく予定だ。

研修に参加した「アッシュ 日吉店」の山田桃華さんは「韓国と日本のヘアメイクのやり方の違いや、韓国でのサロンワークをたくさん学ぶことができた。韓国ではアーティストがサロンに直接来店し、シャンプーから始まりヘアメイクを行い、そのままステージに立てる完璧な状態にして現場へ送り出すことに驚いた。また、実際に使用しているヘアメイクのスタイリング剤やカラー剤が日本製であり、改めて日本の商品は世界に通用するのだと感じた」とコメント。

「アッシュ 新子安店」の阿部結奈さんは「日本でも人気のある韓国スタイリングと、韓国式パーマを学んだ。韓国のスタイリング技術は非常に精密で、細かい動きが求められることを実感した。モデルを使った実践的な研修では、手元の動きや道具の使い方がとても重要で、これにより仕上がりが大きく変わることを学んだ。またパーマに関しては、薬剤の選定が非常に重要であることを再認識した。韓国では、髪質や希望するスタイルに応じた薬剤の選び方が明確で、施術前のカウンセリングがしっかりしている。このプロセスを取り入れることで、よりお客さまに合った提案ができると感じた」と感想を述べた。

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