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タカラベルモントが現代美術家の石井麻希氏の個展に協賛 「理容室の椅子に座ることは、自己が内面に向き合う象徴的な場所」

タカラベルモントは、ベルリンを拠点に活動する現代美術家、石井麻希氏の個展「WHAT YOU DON’T NEED IS MY TREASURE “あなたに必要のないものはわたしの宝”」(12月14日~2025年1月12日)に協賛する。

同展示は、理容椅子と鏡を使用して会場を理容室に見立て、音楽と映像で演出を行うインスタレーション。情報過多な現代社会において、人間がいかに自分と向き合うことができるかを模索してきた石井氏が、幼少期に自分が女性であるというジェンダーに迷いを感じながら理容室で髪を切っていた経験をもとに、鑑賞者が鏡の前に置かれた理容椅子に座ることでジェンダーフリーといったさまざまな境界線について「自分とは何者なのか?」と、自己の内面を考えるきっかけを与えられるような作品。

理美容室は、「自分に似合うヘアデザイン」「今自分がしたいヘアスタイル」を考える延長線上に、自分の生き方や希望を考える場所でもあり、改めて理美容室の価値を知るきっかけになる展示であることに共感し、今回、同社を代表する理容椅子「クラシカ100」および「225」を展示協賛した。

石井氏は、ベルリンを拠点に活動。アイデンティティの不確実性、メディアや既存の社会的なパターンなどとの関係性をテーマに、映像やインスタレーション作品の発表を行っている。主な個展に「みやげやじんせい -Le souvenir de la vie-」(24年、東京)、「Broken Blossom」(19年、バンコク)、主なグループ展に「日本国憲法展」「JONAS HÖSCHL - MAKI ISHII - BORJANA VENTZISLAVOVA 」「VOCA展」などがある。

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