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OEM・ODMのギモンに現場社員やトップが答えます!

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OEM・ODMのギモンに現場社員やトップが答えます!

OEM・ODM会社について、イメージがわかないという学生、実はよく分かっていないという業界人もいるはずだ。ここでは現場社員や社長などスペシャリストたちに聞いた「知っておきたい基礎知識」をQ&A形式で紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)

Q そもそもどんな仕事?

A デザイナーと工場の間に入って、“翻訳する”仕事。デザイナーやメーカーから受けた仕様書に、工場の技術者が理解できるよう手を加え、適切な工場を探す。サンプルで仕様をすり合わせ、コストや納期に合うよう仕様を調整。量産品の最終検品をするのも僕らの仕事です。デザイナーと工場、双方の知識や感覚が必要です。(小林正幸/サントラージュ社長)

A 契約をとってくる「営業」、スケジュールや品質などをウオッチする「生産管理」、輸出入などを担当する「営業事務」がワンチームで動くのがOEMのひな型。ODMであれば、ここにデザイナーが加わる。(北畑秀樹/ケイズプランニング社長)

Q 受注価格はどう決まる?

A 価格を提示する決まった方程式はありません。競合他社の動向やお客さまの希望・要望などを鑑みて、単価を提示します。自社だけ簡単に高利益率のオーダーを取れることはまずなく、ほぼコンペで競い合うことになります。(中堅OEM・ODM社長)

A OEMでもODMでも、われわれが受け取れるマージンは小売価格の3〜7%。1枚1万円で売っている商品があったら、私たちがそこから受け取っているのは、300円から700円くらいということになります。(同)

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