ナイキ(NIKE)は、2021年に買収した「RTFKT(アーティファクト)」の事業を閉鎖するとX上で明らかにした。25年1月までに事業を縮小し、過去のプロジェクトを保存するための新しいウェブサイトを立ち上げる計画という。
ナイキはIT業界出身だったジョン・ドナホー(John Donahoe)前CEOのもとで「RTFKT」を買収したが、業績低迷を受けてドナホー前CEOは退任。エリオット・ヒル(Elliot Hill)氏が今年10月に新CEOに就任すると、事業の優先順位を従来と変更し、ドナホー時代に弱まっていた卸売りの再強化など、テコ入れを進めている。
ナイキは「RTFKT」買収後、22年にWeb3.0のプラットフォーム「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」を立ち上げ。ブロックチェーンを活用したプラットフォームにより、バーチャルシューズやアパレルと、それと紐づいた現物製品などを手に入れられる仕組みなどを作っていた。