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高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く

高島屋は3日、堺店の営業を2026年1月7日で終了すると発表した。堺店は南海高野線の堺東駅に1964年に開業。売場面積は2万5000平方メートル(百貨店区画1万6000平方メートル、専門店区画9000平方メートル)。同じく堺市にある泉北店(74年開業)との2店舗体制で大阪南部の地域ニーズに対応してきた。

売上高は1991年度の約300億円がピークで、直近の23年度は103億円(百貨店区画のみ)に縮小していた。20年度から営業赤字が続いていたことから、同店の建物賃貸借契約の満了を見据えて営業終了を決めた。従業員156人は配置転換などで対応し、雇用は維持する。

百貨店は大都市にある旗艦店が訪日客や富裕層の旺盛な消費で好業績なのに対し、地方都市や郊外の中型店舗では苦戦が続く。高島屋は今年7月に岐阜高島屋を閉鎖するなど、採算の見込めない地方店の整理を進めている。

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