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「ユニクロ」「無印良品」「ユナイテッドアローズ」11月度2ケタ増 気温低下で冬物動く

専門店チェーン、セレクトショップの2024年11月度業績(既存店ベース)は、気温低下と共に冬物の動きが活発になったという声が目立つ。高気温で苦戦した10月の反動や、11月は販促キャンペーンを仕掛けた企業も多かったことで数字を押し上げた。

国内ユニクロの売上高は、昨年11月も前年同月比10.0%増と伸ばしていた中で、同12.2%増と2ケタの伸び。10月は同7.5%減と7カ月ぶりの前年割れに沈んだが、「月初と月末に気温が下がり、22〜28日の“感謝祭”とも重なって、“ヒートテック”インナーやカシミヤやメリノウールのニット、“パフテック”アウターなど、冬のコア商品が売れた」と広報担当者。「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」「マリメッコ(MARIMEKKO)」などとのコラボレーション商品も好調だったという。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」は同4.7%増。10月21日〜11月20日集計のため、気温が再び下がった月末は含んでいない。「気温に左右されにくい、インフルエンサーコラボ企画商品やキャラクター商品、通季の肌着やシューズ、バッグなどの実用商品が売り上げを押し上げた」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同19.2%増と大きな伸び。衣服・雑貨カテゴリーに限れば同21.3%増とさらに伸ばしている。「“無印良品週間”(10月25日〜11月4日)のセール期間は、11月の開催日数は前年に比べ減ったが、売り上げは前年を超過した」「気温低下とともに、衣服・雑貨カテゴリーが伸長した」(発表資料から)。

アダストリアは同8.9%増だった。「気温低下に伴い、冬物衣料の販売が好調に推移」「会員向け20%ポイント還元キャンペーンを前年より後ろ倒ししたことで、11月のキャンペーン日数が長かったこともあり前年を上回った」(発表資料から)。

ユナイテッドアローズは同13.7%増と、11カ月連続で前年実績超え。「シャツ、カットソー、ジャケット、パンツ、ワンピースなどが継続して好調だったことに加え、気温低下で冬物アウターの動きが目立った」(発表資料から)。

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