クレッジが手掛ける「ノエラ」の2013年秋シーズンは、ミラノを舞台にしたクラシックモードを提案した。白と黒、グレーのモノトーンをベースに、重厚感ある素材や、建築を思わせる構築的なシルエットや柄がポイント。また、首元までボタンを締めたシャツをキーアイテムにし、トップスを上品にまとめながら、厚みのあるボンディングのフレアスカートと合わせ、フェミニン&スポーティを完成させた。注目はピンクのジャガード織りで仕上げた中綿入りのブルゾン(1万3000円)。夏から人気のスポーティアイテムを、重厚感あるディテールでフェミニンに仕上げた。足元はローヒールを中心にメンズライクでアクティブな印象に。
平澤仁見チーフデザイナーは「今シーズン着目したのは、襟元にポイントを置くスタイリング。シャツのボタンを上まで止めたり、クルーネックのトップスを増やしたり、さらにデコラティブなネックレスを合わせたりして、首元を強調した。ボトムスは夏に柄パンツがたくさん売れたが、今シーズンは『ノエラ』得意のフレアミニを中心に提案する。色はいつもよりダークカラーをベースに、ウィンターパステルの青やピンクを投入した」と話す。