イタリアの高級車メーカー「マセラティ(MASERATI)」は12月1日、創業100周年を記念したイベント、“Celebrazione dei 110 Anni di Maserati”(マセラティの110周年のお祝い)を東京プリンスホテルで開催した。会場には、新旧110台のマセラティとオーナーが集まり、同イベントアンバサダーの城田優も来場。8月にアメリカで発表した新型“GT2 ストラダーレ”を披露したほか、大規模なツーリングイベントを実施した。
オープニング
新旧110台の“マセラティ”が集結
同イベント会場には、スカリエッティ(Scaglietti)がボディーを制作し、世界に1台しかないとされる“A6GCS スカリエッティ”をはじめ、“3500GT”や“ミストラル”、初代“ギブリ”、“メキシコ”など、110周年にちなみ新旧110台のマセラティが集結。オープニングには、越湖信一マセラティ クラブ・オブ・ジャパン会長と木村隆之マセラティジャパン代表取締役、モータージャーナリストの吉田拓生が「マセラティ」の歴史を解説するトークショーを開催した。
最新作"GT2 ストラダーレ”をお披露目
アンバサダーの城田優が登場
会場内では、パワフルなネットゥーノエンジンを搭載し、公道走行可能な最新作"GT2 ストラダーレ”を披露するイベントを実施。司会進行は、“スパイダー ザガート”元オーナーのDJ TARO、解説は、玉木一史マセラティ ジャパン業務執行取締役・ジェネラルマネージャーが行った。さらに、サプライズゲストとして同イベントアンバサダーの城田優が登場。城田は初めて“グランカブリオ”を試乗し、「『マセラティ』のオープンカーは初めて運転しましたが、驚きました。乗り心地はもちろんですが、ドライブモードによって印象が違い、特にコルサモードにした時の加速に胸が高鳴りました」と話した。また、「日ごろ僕は音楽を楽しみながらドライブを楽しむことが多いので、次は『マセラティ』が音響システムにこだわったというソナス・ファベールの音を楽しみながら運転してみたいと思いました。今回の試乗で『マセラティ』には高いクラフツマンシップのこだわりを感じましたし、エレガントでその場を一瞬にしてラグジュアリーに変える車だと思いました」と語った。ほか、“クアトロポルテ”や“グラントゥーリズモ”のデザインを手掛けた、奥山清行「ケン オクヤマ デザイン( KEN OKUYAMA DESIGN )」代表が登場し、同ブランドの歴史とデザインの卓越性を称えた。
フィナーレ
ツーリングイベントで車両がブランドロゴに整列
ツーリングイベントでは、ゴール地点の千葉で全車両が巨大なトライデント(三叉槍)のロゴを作り、その様子が上空からドローンによって撮影された。フィナーレは眩い光と熱い炎のドラマチックな演出で観客を魅了し、クライマックスは打ち上げ花火で華やかに彩った。木村隆之マセラティジャパン代表取締役 日本・韓国統括責任者は、「『マセラティ』にとって記念すべき110周年の日に、110組のオーナー様とこの日を共に祝えたことを心より嬉しく思っています。本日改めて一同に歴史に名を刻む貴重な車を見ることができ、各車両の状態の美しさはさることながら、これだけ多くの日本のオーナー様が『マセラティ』を長く大切に愛してくださったことを改めて実感できた日でした。また最新モデルをお持ちのオーナー様も多数ご参加くださり、新旧のオーナー様が一堂に会して『マセラティ』の歴史を共有できたこと、そして今日集ってくださった皆様が新たなマセラティコミュニティーとなって、未来を作っていくのだと確信しました。ツーリングイベントの最後に一つのトライデントを参加者全員で形成できたことも、『マセラティ』の110周年を祝う相応しい内容だったと感じています」とコメントした。