ファッション

「サンローラン」2014-15年秋冬パリ 60’sムード漂うグリッターなロンドンガール

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」の着想源は、今季もロンドンのストリートのようで、1960年代に "スウィンギング・ロンドン"の中心地となったカーナビーストリートに集う若者のスタイルをエディ・スリマン流に昇華した。

 先シーズンのテーラードジャケットに変わり、今季は水平なショルダーラインのマスキュリンなコートが豊作。ウール、ツイード、レザー、ファーなどのさまざまな素材で仕立てたチェスターやトレンチコートを提案した。そのほか、フェミニンなケープコートも種類豊富に用意。誰でも自分好みのアウターが見つかるバリエーションと言えるだろう。

 そんなアウター群に合わせるのは、スパンコールやビジュー、メタリック素材をふんだんに使ったギラギラと輝くドレスやトップス&ミニスカート。相変わらずウエストラインは高めで、丈もかなり短めだ。ボウや大きなボタン、タータン、大きなドット柄で60'sの英国ムードを表現したルックもある。足元は、低めのチャンキーヒールのパンプスやロングブーツを合わせた。

 エディは、今季も自身の好むシャープでロックなスタイルを突き詰めていて、確かにシーズン毎の変化は乏しい。ただ、その一方で、シャープなアウター群やグリッターアイテムに見られる"わかりやすさ"は、引き続きマス・マーケットに絶大な影響を与えそうだ。

サンローラン 2014-15年秋冬コレクション 全ルック

2014-15年秋冬パリ・コレクション関連記事

2014-15年秋冬パリ・コレクション スケジュール

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。