「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!
新商品の百貨店・セミセルフで首位に輝いたのは、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“ラブシャイン キャンディ グロウ バーム(1B、44B)”。10年振りにリニューアルしたシグニチャーリップのヒットは記憶に新しい。新作は、トレンドのバームタイプで大いに注目された。バラエティー・ドラッグストア1位の「フィー(FWEE)」“3Dボリューミンググロス(B01)”は韓国初の人気ブランド。色や質感などのクオリティーの高さはもちろんだが、久しぶりの新作という話題性も追い風となった。EC1位は、「カネボウ(KANEBO)」の“ルージュスターヴァイブラント(V12 Ennui Mauve)”。ブランドの顔と言っても過言ではないほどの人気で鮮明なカラーとぷるんと仕上がるテクスチャーが人気を不動のものとした。
百貨店・セミセルフ
1位
“ラブシャイン
キャンディ グロウ バーム”
「イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)」
ワンストロークでみずみずしい唇に仕上げる、リップバーム。独自のロージーグロウピグメントを採用。まるでじんわりと湿度を含んだかのような艶やかさで発色する、血色ヌードカラー。シア脂とホホバ脂(保湿成分)の2種のバターに、クダモノトケイソウ種子油やイチジク果実エキス(整肌成分)のフルーツエキスを配合。一日中柔らかでふくよかな唇を持続。1Bは、シースルーピンクのトーンアップシェード。44Bは、ベビーライクなクリーミーミュートピンクのヌード ラヴァリエール(全6色、各4950円)
\ バイヤーズコメント /
「SNS効果が高く新規購入者数が大幅増」(佐藤英美・東武百貨店池袋本店 婦人紳士特選部 マネージャー)、「起用アンバサダーの効果が大きい」(今井美穂・ジェイアール京都伊勢丹 化粧品マーチャンダイザー)。「しっとり感がありながら艶のある仕上がりが人気」(奥村隆平・高島屋大阪店 ストアマーチャンダイザー)、「高保湿で今までにないシアーな発色が人気。ピンクのケースもかわいいと高評価」(小林恵・大丸松坂屋百貨店 アミューズボーテ担当 バイヤー)、「じんわりと湿度を含んだように滲み出る“生艶”と、唇に溶け込むように発色する血色ヌードカラーが人気」(大山由加里・岩田屋本店 アシスタントマーチャンダイザー)
2位
“ルージュ アリュール
リクィッド ヴェルヴェット”
「シャネル(CHANEL)」
滑らかに均一な唇を描く、マット リクィッド リップカラー。その鮮やかな発色が長時間続く、ロングラスティングを採用。保湿効果と保護効果を備えたフォーミュラは、パウダーにヒアルロン酸をブレンド。マットでありながら、滑らかな仕上がり。ウメ フラワー オイル(保湿)が潤いを長時間キープ。セカンドスキンのようにベールする。使いやすいアプリケーターも好評で、のせた瞬間に心地よくなじみ、ワンストロークでしなやかな唇をかなえる。(全15色、各5940円) ©︎CHANEL
\ バイヤーズコメント /
「SNSで定期的に話題となり、指名買いがとても多い」(佐々木理恵・そごう・西武 コスメ担当マーチャンダイザー)
3位
“エクスプリシット リップスティック”
「ナーズ(NARS)」
ビビッドでピュアな発色はこの上なくクリーミー。滑らかな使用感でにじみにくい処方を備えた、エフォートレスなサテンフィニッシュのリップスティック。ローズヒップシードオイル(保湿)とヒアルロン酸(保湿)をブレンドしたリュクス コンフォート コンプレックスを配合した処方は軽やかで、潤いを閉じ込める。レフィル可能なパッケージは、エシカルでスマートな設計。803はビジュアル使用色のティーブラウン、826はベージュピンク。(全28色、各5280円※セット価格)
\ バイヤーズコメント /
「おしゃれな色展開と塗布しやすい質感で反響があり、好調」(和田流星・大丸松坂屋百貨店 大丸心斎橋店 化粧品担当 スタッフ)、「発色と塗り心地の良さが魅力」(奥村隆平・高島屋大阪店 ストアマーチャンダイザー)、「久しぶりの新リップ。シルキーなつけ心地と重厚感のあるマグネット式のケースが人気。カラーはクリーミーなオレンジ系のカラーが好調」(小林恵・大丸松坂屋百貨店 アミューズボーテ担当 バイヤー)、「“803”は、オレンジ過ぎず、赤過ぎず、少し深みのあるカラーで、どんなメイクにも合わせやすいと人気」(岩田晶子・ジェイアール名古屋タカシマヤ 化粧品マネージャー)
バラエティー・ドラッグストア
1位
“3Dボリューミンググロス”
「フィー(FWEE)」
濃度別に30%/70%の2パターンで展開する、ボリュームアップグロス。同じカラーでも、元の唇の色を生かした発色の30%タイプと、果汁シロップのような鮮明なカラーの70%タイプの2種類を備え、好みの濃度をセレクトする。潤いに満ちた艶やかな仕上がりで、迫力のボリュームを与える。気になる縦ジワを消し去ったかのようなぷっくりとした仕上がりがみずみずしい唇を作る。B01は、バニラ70%。(全12色、各1760円)
\ バイヤーズコメント /
「大人気ブランド『フィー』の新作リップ。透け感をレイヤー%で表現し、30%、70%で簡単にグラデーションリップが作れるのもぐっとくるポイント。塗った瞬間の艶感が感動レベルで艶持ちもいい。日本での発売を待っている人も非常に多かった。人気アイテムのため売り切れ店舗続出で、まだ弊社では全店での取り扱いができないほどの需要の高さ」(舩津久子・ショップイン 商品戦略サブマネージャー)、「アイドル使用率の高さがSNSで話題となった。塗った瞬間満ちあふれる立体光沢感が特徴のグロス」(髙野真季・ハンズ 広報部)、「ぷるぷる艶々な立体感のある唇に仕上がるリップグロス。濃度によって30%と70%に分かれており、いつものリップに重ねてニュアンスチェンジも楽しめるアイテム。B01バニラ70%はミルク感のある淡いピンクカラー」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)
2位
“リップモンスター クリアトーン”
「ケイト(KATE)」
落ちにくさと美発色を追求し、つけたての色が長時間持続する人気の口紅の新シリーズ。発色を抑えた新作で、くすみを補正しながら、血色感を演出する。なじみやすいカラーも人気を後押しした。“C02”はシアーなスモーキーピンク系。ほかにシアーなレッド系の“C01”、シアーなブラウンオレンジ系の“C03”の3色をラインアップする。(全3色、各1320円※編集部調べ)
\ バイヤーズコメント /
「大人気リップモンスターの新シリーズ。唇の元の色を生かして発色を上げたいときやナチュラルメイクに活躍できるアイテム」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)、「SNSでバズった影響により、売り上げ上位店舗のみ展開商品が上位にランクイン」(スギ薬局 ビューティ部)、「リップモンスターから、より肌なじみの良いクリアトーンタイプが発売」(富田美貴子・マツモトキヨシ・ココカラファイン 商品部 化粧品バイヤー)
3位
“リップモンスター ツヤバース”
「ケイト(KATE)」
あふれるほどの艶やかさでベールする、新タイプの口紅が登場。ブランドの誇る落ちない設計はそのままに、とろけるような艶やかさを唇にオン。配合のヒアルロン酸が潤いをプラスする。唇から蒸発する水分を活用してとろツヤジェル膜に変化する、独自技術を採用。99.9%をネーミングにした“G03”はテラコッタブラウン系。ほかにジューシーレッド系の“G01”は、明後日の水たまり。ドロップピンク系の“G02”は、ピンクムーンの雫を備える。(全3色、各1650円※編集部調べ)
\ バイヤーズコメント /
「全く新しいとろけるリプモンが新登場!使いやすいカラーバリエーションで3色まとめ買いする人もいる」(西村拓也・トモズ 商品部 エキスパート)、「10月に発売なのに売り上げ上位に君臨」(スギ薬局 ビューティ部)、「リップモンスターから、とろける艶感タイプが発売」(富田美貴子・マツモトキヨシ・ココカラファイン 商品部 化粧品バイヤー)
EC
1位
“ルージュスターヴァイブラント”
「カネボウ(KANEBO)」
ラスティングルージュ。V12のくすみ感のあるモーヴピンクは、表情に潜む華やかさを引き出しながらアンニュイさを加えるモーヴカラー。厚膜のある使用感で艶やかな仕上がり。生き生きとした表情に仕上げる血色感は、5Rヴァイブラントベースとカラーラスティングピグメントによるもの。複合保湿成分インテリジェントモイストコンパウンドが働き、唇を乾燥や荒れからガードする。(全17色うち新3色、限定4色、各4620円※限定発売)
\ バイヤーズコメント /
「中でも使いやすいモーヴカラーが人気。発売されるたびに必ず話題を呼ぶ『カネボウ』のリップ、良さを知ってしまうとなかなか手放せない人が多いのではないかと感じる」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「むっちりと圧膜で、鮮やかな色とぷるんとした質感に仕上がるとして人気。ヌーディからビビッドまで豊富な色展開で複数買いお客さまも多数。SNSや人気メイクアップアーティストからの紹介も多く、このルージュで『カネボウ』と出会った人もいた。ブランドの顔に仲間入りした」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)
2位
“ラブシャイン キャンディ
グロウ バーム”
「イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)」
ワンストロークでみずみずしい唇に仕上げる、リップバーム。独自のロージーグロウピグメントを採用。まるでじんわりと湿度を含んだかのような艶やかさで発色する、血色ヌードカラー。シア脂とホホバ脂(保湿成分)の2種のバターに、クダモノトケイソウ種子油やイチジク果実エキス(整肌成分)のフルーツエキスを配合。一日中柔らかでふくよかな唇を持続。1Bは、シースルーピンクのトーンアップシェード。(全6色、各4950円)
\ バイヤーズコメント /
「血色感がアップする艶感がベースとして仕込むと唇をきれいに見せてくれると好評。パッケージのかわいさもテンションを上げてくれる。若い世代の顧客も購入している」(二ノ宮麗子・高島屋 MD本部 化粧品担当バイヤー)、「発売前から話題沸騰のアイテム。バームの質感が使いやすく、ピンクゴールドのパッケージでギフトとしても人気」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)
3位
“モイスチャー グレイズ リップスティック”
「スック(SUQQU)」
濃密な艶膜で唇を艶やかに仕立てるリップスティックで、11は潤茶 -URUMICHA。揺らめく水面を見るかのような艶に添える、じんわりにじむような色彩はまるで水彩画のような美しさ。焼き菓子の表面にシロップやジャムなどを塗る工程“グレイズ”をイメージして作られたリップスティックは厚みのある艶膜が特徴。唇のフォルムをむっちりと際立たせ、気になる縦じわもカモフラージュしながらエレガントな美しさを宿す。(新2色、各5830円)
\ バイヤーズコメント /
「むっちりとした仕上がりと絶妙なカラーが人気のリップ。秋らしいカラーで発売から人気が続いている」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)
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百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。
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