世界を飛び回る、ジェットセッターに向けたシティスタイルを提案する「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」。2014-15年秋冬は、北ロサンゼルスに辿りついた。ロサンゼルスと言っても、まぶしい太陽が照るカラフルなイメージではなく、ナチュラルカラーやハンドクラフトに着目した洗練されたラグジュアリーなコレクションになった。ロサンゼルスの代名詞ともいえる名曲「カリフォルニア・ドリーミング」のオーケストラ・バージョンが流れ、ショーはスタートした。
ファーストルックは、モヘアのセーターとロングコートに、花柄のシフォンスカートを合わせている。全体的にミンクやカシミヤといった厚手のロングコートが並ぶ中、シルクスカートやブラウス、ドレスなど、軽い素材で動きが出るアイテムとの相性を表現する。14年春夏のムードに続き、ロマンティックな女性らしさを楽しんでいるようだ。また、エレガントなシルクブラウスとマニッシュなタキシードパンツ、アルパカのセーターとオーバーサイズのカシミヤパンツといった全体のバランスを考えたラグジュアリー・リラックスを新提案する。今シーズンもハンドクラフトにこだわり、手縫いのアルパカセーターや手刺繍でスパンコールを施したドレスなど、ラグジュアリーな暖かみを感じさせる。「昼夜気温差があるロサンゼルスの気候でも楽しめる。景色やリラックスムード、イージーライフをイメージしながら、上質素材の心地よさやボーイフレンドから借りたようなゆったり楽しめるラインアップを揃えた」とデザイナーのマイケル・コースは話す。
コースは今シーズン、これまでショーを行なってきたメイン会場のリンカーン・センターから離れ、コレクションを披露した。「ハンドクラフトの技術をより身近に見てほしいと思ったから、リンカーン・センターよりも小規模でエクスクルーシブな会場に移した」と説明した。
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【マイケル・コース?2014-15年秋冬コレクション 全ルック】
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