「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」のスピンオフ企画!新作発表会をハシゴし、新作情報に目を通し、商品担当者に直撃取材し、我が身を使って商品特徴や使用実感を確認する。そんな機動力&行動力バツグンの記者たちが、今回のベストコスメの中から「これは良かった」とオススメする商品を発表する。今回の対象アイテムは24年5〜10月発売の商品。「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」とともにぜひチェックを!
【新商品 ベースメイク部門】
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“ゼン ウェア グロウ”
3つの驚きがあるファンデーションに夢中
/牧田英子「WWDJAPAN」副編集長
一般的なリキッドファンデーションと同様程度に思っていた自分に喝。ワンプッシュ手の甲にのせた瞬間に、水のように滴るほどのみずみずしさに最初の驚きが。次に肌に塗布すると薄づきなのにカバー力の高さが半端ない。最後は化粧直しをしなくて済むほど崩れしらず。想像を超える驚きの連続を体験できます。テクスチャーと仕上がりの良さに毎日愛用中です。
「スック(SUQQU)」
“ザ プライマー”
これぞ究極の化粧下地!出張疲れの救世主
/新関瑠里「WWDJAPAN」編集部記者
11月は特集の取材で地方出張が多く、名古屋で異例の夏日を体感した翌日に旭川で雪景色を目の当たりにするという、急激な気温差にさらされる日々を送っていました。そんな酷使してどんよりした肌を救ってくれたのがこの化粧下地です。しっとりと保湿しながら上質な光をまとい、いつまで立っても化粧崩れ知らず。もちろん夕方のくすみ肌なんてありません。これまでも素敵な化粧下地に出合ってきましたが、“ザ プライマー”は格段に違ったのです。ハードスケジュールでも自信のある肌で取材ができ、大げさかもしれないのですが心の支えにもなりました。とにかく、すごい。その一言です。
【新商品 乳液・クリーム部門】
「SK-II」
“LXP 金継ぎ クリーム”
初めて自分の肌を好きになれた、人生の救世主
/和田実桜「WWDJAPAN」編集部記者
長年肌荒れに悩んでおり、病院で処方される薬やいろいろなスキンケアを試しましたが改善せず、肌質の問題と半ば諦めていました。ところが、「SK-II」から9月に登場した最高峰エイジングケアシリーズの“LXP 金継ぎ クリーム”を使い始めて2週間ほどで、肌に変化を感じました。肌荒れが落ち着いたのはもちろん、肌のキメが整い、透明感も増した気がします。同シリーズの核となるのは、従来の8倍濃縮したピテラ。中でもクリームは、全成分中でピテラを最も多く配合しています。ピテラの力を実感し、初めて自分の肌を好きになれたことに感動しています。
【新商品 美容液部門】
「エリクシール(ELIXIR)」
“ザ セラム aa”
肌年齢は0.5倍速になったらイイナア
/本橋涼介「WWDJAPAN」編集部 シニアエディター
いいネーミングですよね、“倍速美容液”。乳化技術によって肌への美容成分の浸透スピードを高めたことを、タイパが重視される昨今において「言い得て妙」のコンセプトで流行らせた資生堂には、拍手を送りたいです。しかし、個人的に注目したいのは美容成分「コアキシマイド」。キャッチーなコンセプトに隠れてしまっていますが、この“ザ・セラム”は「基底膜」(肌の深部の構造)と長年向き合ってきた資生堂の研究成果が凝縮された、革新的な1本なのです(オタクっぽく、2倍速の早口で脳内再生をお願いします)。そんなウンチクはさておいて。30歳を超えてからエイジングケアが気になり始めましたが、肌年齢は0.5倍速になったらイイナア…….と願いながら、肌に叩き込みたいと思います。
【新商品 リップ部門】
「ナーズ(NARS)」
“エクスプリシット リップスティック”
マットなのにしっとり 深い輝きのリップ
/遠藤里紗「WWDJAPAN」編集部記者
各ブランドが“乾燥しない”マットリップを続々と発売する中、「ナーズ」からもマットリップが登場。“エクスプリシット リップスティック”はするすると唇の上を滑る塗り心地が唯一無二です。質感はマットなのに、唇に静かなしっとり感が生まれます。お気に入りのカラー“803”は明るすぎず深すぎない、オレンジと赤の中間のような色で、顔色をパッと明るくしてくれるます。ポケットに入っていると安心する一本です。
【新商品 チーク部門】
「スック(SUQQU)」
“ブラーリング カラー ブラッシュ”
大人の余裕がにじむ、2色チークに夢中
/戸松沙紀「WWDJAPAN」編集部記者
2024年のメイクシーンを盛り上げたチーク。さまざまな商品を試した中でも私が気に入ったアイテムは、「スック(SUQQU)」の“ブラーリング カラー ブラッシュ”です。まず、開けた瞬間から美しい色味とグラデーションに見惚れてしまいます。人気色の“01 淡音”は、「似合わない人はいないのでは?」と思うほど、誰にでもなじむ万能ピンク。チーク×ハイライトの2色構成で、チークを塗ってからハイライトを重ねても、混ぜて塗っても大人の余裕がにじむ上品な頬に仕上がります。そして、このスタイリッシュな極薄パッケージも特徴的で、手にするだけで背筋が伸びる感覚があります。
【美容機器・ツール部門】
「リファ(REFA)」
“リファマーキス ウィズ”
自分用にもギフトにも いつでも髪と頭皮が整う1本
/沼 璃子「WWDJAPAN」編集部記者
ヘアケアブランドの発表会に行くようになり、髪におけるコーミングの重要性を理解するようになりました。“マーキス ウィズ”は、軽く梳かすだけでトリートメントをしたかのようなサラサラ髪をかなえてくれます。荒い歯を使用すると頭皮が刺激されてマッサージにも。コンパクトなサイズが持ち運び用にピッタリです。趣味嗜好を問わないシンプルなデザインで5000円を超えない価格なので、ギフトにもおすすめです。
【スタイリング剤・ヘアケア部門】
「トラック(TRACK)」
“トラック オイル マグノリア”
“レッドオーシャン”の中で光る個性
/中村慶二郎「WWDJAPAN」編集部シニアエディター
ヘアオイルは次々と新商品が登場する“レッドオーシャン”のカテゴリー。どの商品もさまざまなメリットを打ち出しており、実際、どの商品も良い。そうした中で、“分かりやすい特徴を持ったオイル”が選ばれる傾向が強くなってきたと思います。この“トラック オイル”の特徴は、持ちの良さ、まとまりやすさ、気分がアガる見た目(オイル自体が個性的なブルー)。軽いというよりもしっかりと潤いをもたらしてくれる感じで、“つけている感”が持続します。マグノリアの香りは、それ自体の個性よりも、香りの持続時間の長さが印象的でした。
【シャンプー・コンディショナー部門】
「シスレー(SISLEY)」
“ヘア リチュアル フォーティファイング シャンプー”
ツヤツヤ、サラサラ、しかも、まとまる万能シャンプー
/益成恭子「WWDJAPAN」編集部記者
高級化粧品ブランドはたくさんありますが、「シスレー(SISLEY)」はその中でも最高峰というイメージがあります。決して華美ではなく、各商品にその価格分の価値がぎゅっと詰まっているという印象です。そんな「シスレー」にヘアケア商品があると聞いて驚きました。“ヘア リチュアル”のフォーティファイング シャンプーは、ジェル状で髪に馴染みやすく、きめ細かい泡立ちが特徴。香りも控え目で軽やかにシャンプーできます。1度使っただけで髪の艶感がグッとアップして、サラサラ、しかもまとまるというオールラウンドな効果が感じられる優れものです。
【フレグランス部門】
「スリー(THREE)」
“エッセンシャルセンツ”
心に栄養を与えるフレグランス
/竹田紀子「WWDJAPAN」編集部記者
森羅万象をイメージした“エレメンツ”をもとに選ぶユニークなアプローチと、精油のみで構築した香り。「香りで気持ちを切り替える」は当たり前!なアロマテラピーマニアで香水レイヤードも大好きな私に「スリー」はドンズバなコンセプトです。雨をテーマにした新作はレイヤードと使用機会の幅を広げる奥深さでした。特に“05 AFTER THE RAIN”は奥の方にパチュリやベチバーの落ち着きが存在していて、寝る前に身につけたくなるほど。“香りのオシャレ”にとどまらず、心を穏やかにしたり栄養を与えてくれるフレグランスです。
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百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。
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