アレッサンドロ・デラクアのデビューとなった「ロシャス(ROCHAS)」の2014-15年秋冬シーズンは、高級素材を使ったゴージャスなコレクションになった。ファーストルックはファー素材のペプラムトップス。あわせるボトムスはベビーピンクの膝丈ラップスカートで、右サイドは短くカットされたフリンジがトゲのように張り出している。シューズにも後ろ側にトゲのようなディテールを施すなど、さまざまなアイテムにこのような装飾を加えることで強い女性を表現している。また、シンプルなスタイルとコーディネートされた、赤、イエロー、ブルーなどの色鮮やかなレザーグローブは、光沢がありラバー素材かのよう。ポイントで使うアクセサリーにもデラクアの遊び心が垣間見える。
トレンドのレイヤースタイルは、カシミヤのセットアップにカシミヤのコートを合わせたり、エンブロイダリーが施されたフレアの膝丈ドレスに、同じ刺繍のスリークなロングスカートを合わせたり。想定外のコーディネートを提案することで、デラクアなりの「ロシャス」を表現しているようだ。
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