ファッション

「ジーユー」25年春夏はフレアパンツがカギ 1枚でマルチスタイリングをかなえる

ジーユー(GU)」は2025年春夏、ウィメンズ・メンズともにフレアパンツをキーアイテムとして打ち出す。ウィメンズの“スリムフレアジーンズ”(全3色、各2990円)は、ややローライズな股上で、ビンテージ感ある色合いが特徴。ガーリーなスタイルにもメンズライクなスタイルにも相性がよく、「コーデの主役にするもよし、チュニックと合わせ広がる裾を見せるもよし」(広報担当者)な1本に仕上げた。なお、メンズからは“フレアジーンズ”(全3色、各2990円)と“フレアスラックス”(全3色、各2990円)が登場する。

同ブランドは、9月の米国初の常設店オープンに際し、少ない品番数で多くのスタイリングを提案するという強みを「ミニ エディット マックス(MINI EDIT MAX)」という言葉で表現し発信してきた。日本でも多様なスタイリング提案が可能なフレアパンツを好例とし、店頭のポップなどを通して「ミニ エディット マックス」を改めて打ち出していく。

マルチに活躍するフレアパンツ

25年春夏の展示会では、フレアパンツ使ったさまざまなスタイリングが登場した。その中の1つが、“スリムフレアジーンズ”にバルーンシルエットのキャミソールワンピース(全4色、各2990円 ※2月中旬発売予定)を合わせたルックだ。「バルーンは、色使いやディテールでユーティリティー素材を可愛らしく落とし込んだコレクション“スイートテック”(2月〜4月)のキーシルエット。“スリムフレアジーンズ”と合わせたこのルックは、今季の『ジーユー』を象徴する1つ」と広報担当者。

“スリムフレアジーンズ”は、Y2Kを意識したコレクション“スポーティーレトロ”(1月〜2月)とも相性が良い。ダブルジップパーカ(全3色、各2990円 ※1月中旬発売予定)やレースアップミュール(全2色、各2990円 ※1月下旬から一部店舗またはオンラインのみで取り扱い)を合わせたスタイリングが光った。キャップやベルトバッグ(全3色、各2990円)など、小物使いが着こなしに磨きをかける。

好調“バレルレッグパンツ”も継続

多くのウィメンズブランドにとって、スタイリングのカギとなり、サイズ感や履き心地が気に入ればリピート購入にもつながるパンツは商売のキモになっている。「ジーユー」もそれは同様で、25年春夏のフレアパンツ以前にも、近年はカラーパンツやカーゴパンツがヒットさせてきたほか、直近では24年秋に登場した“バレルレッグパンツ”(2990円)が好調だ。

“バレルレッグパンツ”は、樽(barrel)のようにカーブしたシルエットが特徴で、ウィメンズほかメンズやティーンズ、キッズの型で販売している。今季は、アイデンティティーとなるシルエットは変えず、新しい素材やデザインで新鮮味を追求。ポロセーター(全2色、各2290円 ※ボーダータイプは全3色、各2290円)やチルデンセーター(全2色、各2290円)などと合わせる“プレイフルプレッピー”(12月〜1月)スタイルの軸として継続販売する。

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