1994年に大阪で3坪の小さい古着店として創業したウィゴーは、下北沢と大阪アメリカ村に古着店「ウィゴー ヴィンテージ」を展開するほか、全国約170店の「ウィゴー(WEGO)」のうち15店で古着を扱っている。齋藤純輝サスティナブル事業部営業チームマネジャーに商況と顧客動向、トレンドを聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年8月26日号会員限定特別付録「ビジネスリポート2024年上半期」からの抜粋です)
WWD:2024年上半期の商況は?
齋藤:取扱店舗数が減ったため売上高は下がったが、既存店ベースでは前年並みだ。しかし市場は大きく変わったと感じている。ビンテージでもなく激安でもない、いわゆる“レギュラー古着”をメインで扱っているが、これまでカレッジロゴやスポーツブランドのスエットの古着を買っていたような学生や20代の男性の来店が減っている。少し前までは明確な古着好きのファッションアイコンがいて、そのスタイルを参考に古着を楽しんでいたが、そうしたインフルエンサーが自分のブランドを作るか、ビンテージに注目し始めてしまった。われわれのメインの客層もそちらに付いて行ってしまったり、買いやすい価格の韓国ブランドに行ってしまったりしている印象だ。
WWD:古着はスタイル作りの核になるほどに浸透してきており、勢いを感じるが?
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。