今シーズンは、プリミティブかつワイルドでありながらも、シックで都会的な女性を表現したという「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」。デザイナーのピーター・デュンダスは得意のネイティブアメリカンやイヌイットからのインスピレーションを得て、その装飾をビーズや刺繍、レザーのカットワークで表現。ハンドクラフツの技術の高さを見せつけた。ファーストルックは定番のプッチ柄に、スタッズでネイティブアメリカン調の装飾を施したミニドレス。まるで鎧のような強さが伝わってくる。カラーパレットはピンク、ブルー、ベージュ、ブラウン。チュールを胸の上あたりに配して透け感を出すなど、秋冬シーズンのランウェイで軽さも表現している。
また、ブランドの原点であるアイコニックなプッチ柄を豊富にアレンジしているのが今季の特徴。シルクプリントだけではなく、ファーコートに採用したり、デジタル加工を施したりとさまざまだ。イヴニングには、風をはらんで広がる、軽やかなプッチ柄のロングドレスに加え、全身レザーカットやレースのロングドレス、ベルベットのタキシードにビジューを施し、エレガントで強い「エミリオ・プッチ」の女性像を完成させた。
【エミリオ・プッチ?2014-15年秋冬コレクション 全ルック】
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