「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」(以下、ジョー マローン)は1月17日、バスタイムをランクアップする“ケア コレクション”を発売する。同コレクションは、イギリスの温泉地バースの公共浴場遺跡であるローマンバスが着想源。“洗う”“潤す”“スペシャルケア”にフォーカスしたシャワージェルやボディークリームなど7つのアイテムで構成されている。入浴は日本人にとっても一日の疲れを癒し、心身のバランスを整える大切な習慣だ。都内のスパで開催されたイベントで体験した“ケア コレクション”についてリポートする。
呼吸を意識するアロマテラピー効果のある香り
ローマンバスは、単なる入浴の場でなくリラクゼーションや社交の場だった。ある意味、日本の銭湯のようなものかもしれない。日本では、自宅の風呂はもちろんだが、温泉、銭湯と入浴文化が根付いている。特に冬の寒い時期は湯船に浸かって温まりたいものだ。バスソルトやバスオイルで、香りを楽しみながら入浴する人も多いだろう。“ケア コレクション”では、古代ローマ時代から使われてきた植物やハーブなどの厳選材料を使用。ローマ時代の薬草ヒソップ、ジュニパー、レモン、ローリエなどのハーバル系の心地良い香りと、ローズやジャスミン、ネロリなどの温かみのあるフローラル系の香りがあるが、どちらも深呼吸したくなるような落ち着いた香り。フレグランスとはまた違ってアロマテラピー的なリラックス効果を感じる。
極上のテクスチャーで自分を慈しむ時間を
“潤す”カテゴリーは、ボディージェルクリームとボディーバーム、ボディーオイルの3種類。ボディージェルクリームは、肌馴染みが抜群で、軽やかで心地よい使用感。だが、肌への浸透感と保湿力はバッチリでしっとりと潤う。香りはレモンやローリエなどの爽やかで高揚感が得られる香り。これだけ軽い使用感でこれだけ潤うとは驚いた。ボディーバームは、クリーミーでバターのようなこっくりとした使用感。少量でもよく伸び、まるでサテンのベールをまとったようなシルキーな肌に仕上げてくれる。香りはシャワークリームと同じフローラルだ。ブランド初のボディーオイルは南国のスパを想起させるホワイトフローラルの香り。マッサージしながら肌を潤すのに最適だ。好みもあるが、寒い冬にゆったりとケアするにはリッチな使用感のシャワークリームとボディーバームが一押し。リッチかつ心地よい極上のテクスチャーで、日常のバスタイムが楽しくなりそうだ。
“スペシャル ケア”は、ボディースクラブとエクスフォリエイティングソープの2種類。アロマティックシトラスの香りのソープは天然のスクラブ入りで古い角質を優しく取り除く効果があるという。スクラブは、ハチミツにクローブやナツメグをミックスした、少し甘く温かみのある香り。手に取ると、いわゆるスクラブという感じだが、肌にのせるとなめらかで吸い付くようなテクスチャーに驚く。甘い香りに包まれて、保湿しながら肌を磨き上げる感覚は格別。
時短、タイパと時間に追われる毎日で怠りがちな自分へのケア。「ジョー マローン」ならではの香りのよさはもちろんだが、今回実感したのは、「使いたい」と思わせるテクスチャーの素晴らしさと、使用後の肌の潤い。日々のルーティンである入浴を、自分の心と体に向き合う時間に変化させる、そんなコレクションだ。