百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査し、“本当に売れているもの”をまとめた「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」。その中から、スキンケアカテゴリーで1位に輝いた商品だけをまとめてお届けする。
【クレンジング・洗顔部門1位】
<百貨店部門>
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“AQ ラディアンス ウォータリー ジェル クレンジング”
くすみ印象を一掃する、美容液90%のウォータリージェルクレンジング。AQスキンケアシリーズ共通成分の金香木エキス、白樺水に加えて、月見草エキス、ウメ果実エキスを配合している。水のようにとける潤いジェルの使用感やダブル洗顔不要でオイルフリーの洗い心地のよさに評価が集まった。(175g、7700円)
<バラエティー・ドラッグストア部門>
「N オーガニック(N ORGANIC)」
“ブライトホワイト クリア ジェルウォッシュ”
古い角質・皮脂・毛穴汚れをオフする朝用洗顔。肌にのせると先に広がり崩れるやわらかなブースタージェリーと、時間差でほどける美容成分入りのジェリー粒による、2種類のジェリー構造がポイントだ。クラッシュジェリーのような独特なテクスチャーとブースター効果のある新しいタイプの朝洗顔が珍しく、注目を集めた。(150g、3300円)
<EC部門>
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“AQ ラディアンス ウォータリー ジェル クレンジング”
百貨店部門との二冠を達成。みずみずしいテクスチャーのほか、ダブル洗顔不要という時短ポイントや、香りがよく、クレンジングの時間が癒やしの時間になるという声が多数寄せられた。(175g、7700円)
【化粧水部門1位】
<百貨店部門>
「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」
“アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション”
日本人の肌を研究し、170年以上の歴史を持つ老舗酒造会社の勇心酒造と共同開発したローション。皮膚の水分保持力にアプローチし、透明感と輝きのある肌へと導く。話題性の高さと肌の明るさやしっとり感が得られるという声の多さもあり、「エスティ ローダー」未経験の若年層からも人気を集めた。【医薬部外品】(200mL、7590円)
<バラエティー・ドラッグストア部門>
「Nオーガニック(N ORGANIC)」
“バランシング ローション”
「ビューティー&マインドケアブランド」へとリブランディングしたことに伴い、ベーシックシリーズをリニューアル。癒やされる柑橘系の系の香りはそのままに、美容成分を追加してパワーアップした。リピーターだけでなく過去に使ったことのあるユーザーも戻ってくるなどし、ファンを拡大した。(100mL、4180円)
<EC部門>
「クラランス(CLARINS)」
“フィックス メイクアップ N”
ファンデーションの毛穴落ちやメイクの色移りなどにも考慮して商品を開発したフィニッシングミスト。細かいミストの使用感はそのままに、メイクキープ力や肌への優しさがパワーアップした。24年は暑い日が続いたこともあり、「メイクの落ちにくさ」で人気が広がった。(50mL、4950円)
【美容液部門1位】
<百貨店部門>
「ランコム(LANCOME)」
“ジェニフィック アルティメ セラム”
美容液“ジェニフィック”を、日本人のために処方開発し“ジェニフィック アルティメ セラム”としてリニューアル。肌の透明感、艶、美しさを高めてくれるアイテムとして話題になり、リニューアルにより浸透力がアップするなど、総合的な機能の向上により新規ファンを獲得した。(30mL、1万1990円/50mL、1万7820円/レフィル50mL、1万5400円/115mL、3万3000円)
<バラエティー・ドラッグストア部門>
「エリクシール(ELIXIR)」
“ザ セラム aa”
約4年ぶりの発売となるエイジングケア美容液。近年の「タイパ」トレンドを反映した倍速美容液というキャッチコピーも奏功し、予約数がブランド史上最高となる19.7万本を記録するなど、24年を代表するアイテムになった。【医薬部外品】(50mL、8910円/レフィル50mL、8360円)
<EC部門>
「ランコム(LANCOME)」
“ジェニフィック アルティメ セラム”
百貨店部門と合わせ二冠を達成。元々ブランドを代表するアイテムで以前から愛用している人は多かったが、リニューアルを機に新規ファンを獲得した。(30mL、1万1990円/50mL、1万7820円/レフィル50mL、1万5400円/115mL、3万3000円)
【乳液・クリーム部門1位】
<百貨店部門>
「SK-Ⅱ」
“LXP 金継ぎ クリーム”
陶磁器の修復技法、金継ぎの時を重んじる美学にインスピレーションして生まれ、ブランドのシグニチャーであるピテラを超濃縮して高配合したクリーム。ピテラが濃縮されているところに魅力を感じる人が多く、伽羅の香りも高い評価を集めた。(30g、4万6200円/50g、6万8200円※編集部調べ)
<バラエティー・ドラッグストア部門>
「雪肌精(SEKKISEI)」
“ブライトニング エマルジョン”
自然科学研究40年の集大成として初のリニューアルを迎えた薬用雪肌精シリーズから、新たに登場した乳液。化粧水に続き「美白×肌荒れ防止」のダブル効能を備え、長年のファンからの支持はもちろんのこと新たな顧客を獲得した。【医薬部外品】(140ml、4180円/レフィル120mL、3520円)
<EC部門>
「バイオヒールボ(BIOHEAL BOH)」
“プロバイオダーム 3D リフティングクリーム”
韓国では“タンタン”の愛称で親しまれ、日本でも“塗るハイフ”と人気を得ていたクリームがリニューアル。より潤いを感じる使い心地でエイジングケアしたい人から注目された。オリーブヤングのスキンケアブランドということもあり、韓国ではもちろん、日本でも信頼を集めている。(50mL、3300円※編集部調べ)
<EC部門>
「エスト(EST)」
“エストG.P. セラムイン エマルジョン”
ブランド最高峰エイジングケアラインのエマルジョン。それぞれの肌状態に合わせたケアを提案し、M、B【医薬部外品】、Lの3種をラインアップする。自分の好みや肌に合わせて3タイプから選べることと、使用感に支持が集まった(全3種、各120g、各1万3200円/レフィル 各120g、各1万2650円)。
<EC部門>
「エピステーム(EPISTEME)」
“アイパーフェクトショットb”
ハリのなさや乾燥によるくすみなど、複雑に重なる目元の悩みにパワフルにアプローチする夜用アイクリームがリニューアル。こっくりしているのにべたつかないテクスチャーも人気を支えた。(9g、7150円/18g、1万2100円)