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連載 本明秀文のノットスニーカーライフ

本明秀文の“ノット”スニーカーライフ「IR」

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アトモスの創業者・本明秀文さんの独自の目線と経験から、商売のヒントを探る連載。yutoriが11月14日、ストップ安まで売り込まれた。yutoriは2023年12月にアパレル業界最速の創業5年8カ月で東京証券取引所グロース市場に上場。8月に小嶋陽菜のハートリレーションの株式51%を約17億円で取得、直近でも「マリテ + フランソワ ジルボー(MARITHÉ + FRANCOIS GIRBAUD)」の特約店契約の締結や、ギャル男から着想したブランドの立ち上げなど、話題に事欠かない。ではなぜストップ安に?今回はそんな上場企業ならではの話。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月18日号からの抜粋です)

本明秀文(以下、本明):おにぎり屋を出店したくて、地方のファッションビルと商談した。話を聞くと、今はどこもアニメやゲームのキャラクターグッズの店がないと客が来ないらしい。グッズの単価は1000〜3000円くらいが中心で、月間売り上げは4000万〜5000万円に上るのだとか。今は、推し活にしかみんなお金を使ってくれないんだなと改めて思った。

──そうですね。推し活といえば、最近はメンズ地下アイドルが問題になっています。推しと2人きりで写真撮影ができる“チェキ券”やライブごとにポイントをためられる“デート権”のために、数百万円費やす女子高生もいるみたいです。

本明:なるほどね。アイドルはファンに対してコンサートするのが一番儲かる。旧ジャニーズ(STARTO ENTERTAINMENT)もテレビ出演が減っているけど、コンサートはチケットが8000〜1万円で、ドームなら収容人数は5万人くらい。さらにグッズも売れる。だから東京ドームの関係者いわく、ドームの空いている日程は、旧ジャニーズが年間で全て押さえていると。

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