フリマ市場で圧倒的な地位を築く「メルカリ」で取引が活発なブランドは何か?1年の取引数が前月と比べて大きく伸長したブランドを、伸長率と共にランキング。2024年、メンズで取引数上昇率のトップに輝いたのは「JT」。電子タバコデバイス「プルーム」関連製品が活発に取引された模様。レディースではヤマダヤが展開する「スコットクラブ」。インフルエンサーマーケティングがうまい。コスメでは口紅が大ヒットした「カネボウ」が取引数3倍増だった。
検索数上昇率では、資産価値のある「ロレックス」、バウンドコーデの代表格「ディズニーカチューシャ」、種類が豊富で季節感のあるものが多い「ネイルチップ」、おもちゃでは任天堂のゲーム機「Switch」と、毎月のランキングでも常連だったワードが並んだ。
なお、ランキングのブランド名や検索キーワードは「メルカリ」のタグに準拠する。取引数ランキングは取引数100未満のものは含まない。おもちゃ・ホビーはトレーディングカードを含んでいない。
メンズ 取引数上昇率(前年比)
1位 ジェイティー (89%増)
2位 スーツセレクト (86%増)
3位 オークリー (84%増)
4位 キャピタル (79%増)
5位 エフティーシー (76%増)
6位 カマクラシャツ (75%増)
7位 コロンビア (74%増)
7位 アニエスベー (74%増)
9位 プーマ (73%増)
10位 ポロバイラルフローレン (72%増)
PAYWALL
レディース 取引数上昇率(前年比)
1位 スコットクラブ (495%増)
2位 カルディ (457%増)
3位 スターバックス (268%増)
4位 トウキョウソワール (118%増)
5位 アンフィ (111%増)
6位 クレージュ (110%増)
7位 レディー (94%増)
8位 アフタヌーンティー (92%増)
9位 ナイキ (88%増)
10位 ユニバーサルスタジオジャパン (86%増)
コスメ・香水・美容 取引数上昇率(前年比)
1位 カネボウ (233%増)
2位 フジコ (181%増)
3位 ハーバー (176%増)
4位 ウォンジョンヨ (166%増)
5位 ヴィセ (144%増)
6位 スナイデルビューティ (128%増)
7位 コスメデコルテ (123%増)
8位 シピシピ (114%増)
8位 カオウ (114%増)
8位 リリミュウ (114%増)
メンズ 検索上昇キーワード(前年比)
1位 ロレックス
2位 エアフォース1
3位 ナイロンパンツ
4位 ダウンジャケット
5位 モンクレール
6位 adidas トラックジャケット
7位 g-shock
8位 トラヴィススコット
9位 supreme
10位 エアジョーダン1
レディース 検索上昇キーワード(前年比)
1位 ディズニーカチューシャ
2位 ジェラートピケ
3位 ディーン&デルーカ
4位 モンクレール
5位 ロンシャン
6位 ダウンジャケット
7位 ショルダーバッグ
8位 セットアップ
9位 スマホショルダー
10位 ニューバランス
11位 浴衣
コスメ・香水・美容 検索上昇キーワード(前年比)
1位 ネイルチップ
2位 オールドスパイス
3位 リファ
4位 香水 レディース
5位 アイシャドウパレット
6位 ネイルパーツ
7位 ディプティック
8位 ディオール
9位 ルラボ アナザー13
10位 ココネクレイクリームシャンプー
11位 コスメまとめ売り
おもちゃ・ホビー 検索上昇キーワード(前年比)
1位 Switch
2位 ps5本体
3位 #平成のおもちゃ
4位 ドラゴンボール 一番くじ
5位 ワンピース 一番くじ
6位 ps4本体
7位 ミセスグリーンアップル
8位 ちいかわ
9位 おぱんちゅうさぎ
10位 ディズニーファンキャップ
【️24年の概況】
年間を通じてみると、メンズはトップス関連の商品カテゴリーの人気が多い傾向があった。ブランドとしては、スーツなどフォーマル系として、「スーツセレクト」「鎌倉シャツ」などのブランドがランキングイン。アウトドア系は継続的に人気が高かったので、「オークリー」「コロンビア」などのブランドの取引が向上した。また、海外からも人気が高いことで、「キャピタル」などのブランドが年間を通じてランキングインしたのが、特徴だった。
レディースは全体的にバック関連の商品・ブランドが強かった。一方、フェミニンながらもスポーティーなデザインのアイテムで支持を得る「スコットクラブ」が20〜30代に人気が高いことで、大きな上昇率になった。
コスメは全般的にはメイクアップに関わる商品・ブランドが強い傾向。特に、韓国アイドルがブランドアンバサダーをしているブランドがSNSなどにも話題になり、ランクインした。
検索上昇率では、ゲーム機が年間通してランクインしたこともあり、TOP3はゲームソフト・本体になった。また、メルカリ企画などでも検索ワードが広がった「#平成のおもちゃ」が年間のランキングなかでも上位になったのが特徴的だった。
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