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アダストリア24年3〜11月期、10月の残暑が響いて純利益2ケタ減

アダストリアの2024年3〜11月期の連結業績は、売上高が前年同期比8.3%増の2200億円、営業利益が同9.4%減の147億円、純利益が同14.2%減の99億円の増収減益で着地した。10月の残暑やポイント利用率変動による粗利率の低下が減益につながった。

「長い夏、暑い秋に対する準備をして秋商戦に臨んだが、10月の残暑はわれわれの想像以上だった。消化しなければならない秋物在庫は値引きを行い、粗利率の低下につながった」(福田泰己専務)。ほか、米国子会社が景気減速により卸売りが不調で減収減益、飲食子会社ゼットンが出店費用や人件費の増加で増収減益となった。

気温低下に伴い、11月後半以降の売れ行きは「好調に推移している」。第3四半期までで計画に対し未達となったが、25年2月期業績予想は据え置く。売上高が前期比5.2%増の2900億円、営業利益が同5.5%増の190億円、純利益が同6.0%減の127億円を見込む。

なお、25年春は東京・原宿駅前の「ユニクロ(UNIQLO)」「イケア(IKEA)」などが入る商業施設「ウィズ原宿」に、OMO業態の「アンドエスティストア(AND ST STORE)」を出店する。以前は「資生堂ビューティ・スクエア」だった場所。また、来春は銀座に「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の旗艦店もオープン予定。

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