2014年春夏シーズンの先陣を切って「サポートサーフェス(support surface)」が都内のホテルでファッションショーを開催した。テーマは"靡く(なびく)floating"。タックやドレープを効果的に使い、立体的に仕上げる同ブランドだが、今シーズンは優しく、柔らかいコレクションを発表している。レース素材のスリーブや透け感のある生地使いも特徴だ。モデルのウォーキングによって生地が揺れる、ベージュやグリーンのロングドレス。エアリーなフラワープリントのレイヤードも優しさを感じさせるもの。従来のストイックな室内空間で見せるコレクションではなく、陽光を採り入れたリラックス感のある会場選定も、研壁宣男デザイナーの狙いなのだろう。淡いオレンジやブルーなどは、日本の古き良き"自然"を感じさせるカラーリング。